冒険とは、死を覚悟して、そして生きて帰ることである。
リターンを早く求めたいからすぐ首を切る、資産を売却する。そうすることで企業価値は確かに上がるかもしらんけど、多くの従業員の生活が犠牲になる。従業員の首を切ってまで利益を上げなくてはならなかったら、僕は辞めます。
学ぶ機会、場所はどこにでもある。起きていることをボヤッと見過ごしてはダメだ。その裏に何があるのか、どうしてそうなるのかをいつも考えることが必要だ。
大事なのは『常に』、そして『徹底して』経営を動かし続けること。
失敗だけが人間の筋力をつくります。精神力を付けて人間の幅を広げていく。人間の器を大きくする。成功ではなく失敗が器を大きくする
『1兆円になったばかりの会社が10兆円なんて、おかしいですよ』と笑う人もいます。おかしいと思うならそれでいい。創業社長なんて、みんなおかしいものです。
仕事のやり方も日々、見直しています。長年やってきた仕事のやり方の『無駄の多さ』に、愕然とする日々です。
私たちの会社は『1兆円企業』になった。世界で勝てる『10兆円企業』を目指すなら、変わらなければならない。脱皮しない蛇は死ぬ。
人は誰しも、自分が従事している仕事には冷静な目を向けにくい。異変や波乱があっても、それは「一時的なもので、やがて平常に戻るだろう」と思い込む。
悪いことは、それをきっかけに業務全体を改革できるチャンスでもある。
財産はたしかに作りましたが、お金には興味ありません。これまでのように医療施設などに寄付を続けていきたいですし、若い研究者は資金がないので、そういうものに助成もしていきたいですね。私自身には車一台と、住む家が一軒あれば充分ですよ。
立派な会社の社長さんが、海外の投資家説明会に出たときに「あなたはどうして株を持っていないのか」と聞かれる。その社長はほとんど株を持っていないんです。買わないのはなぜかといえば、いまこの場ではバラ色の見通しを述べているけれど、本当は達成できないと思っている。そう判断されても仕方ないですよ。
京都にもたくさんの創業社長がおりますが、業績悪化を誰かのせいにするような人はいません。自分の会社は自分で守るしかない。
組織というものは同じ目標で動いている以上、思考も同じ傾向になりやすい。
大切なのは、揺さぶることです。テーマの研究が進んだり行き詰まったりしたときに人を組み合わせたり、移動させたりして揺さぶる。その刺激が新たなものを生み出します。
世の中は何があるか分からない、それに対処して問題を解決するために経営者がいる。
成功への道には挫折はつきものです。若いのだから失敗してもやり直せる。思い切ってやるべきです。
大きな夢を持って努力せよ。努力は絶対に人を裏切らない。
「努力」というのは、チャンスをかぎ分ける嗅覚を身に付けるためのものでもある。
日本人はとかく物事のマイナス面に目を向けたがり、悲観主義に陥りがちだが、それでは意味がない。マイナス面はある。しかし、プラス面だってある。