音響監督のはた(しょう二)さんから「大事なセリフだけど、音としては印象付けすぎなくていいです。決めセリフのように見栄を切る必要はありません」と、細かいバランスまでチェックしていただいたのが印象的でした。
人間も常にひとつだけの感情で言葉を発しているわけではなく、本音と建前や相反する気持ちを同時に抱えていることはあるので。“すごく嬉しいけどどこか悲しさもある”、みたいなことは珍しくないですよね。
安心できる兄弟と一緒に、凄まじい先輩方と戦えるというのはすごく楽しいことだと感じています。
僕がもともとミステリーに触れたのは舞城王太郎さんをはじめとする『メフィスト』系列のノベルズがきっかけで、ミステリーとしては新しい部類のジャンルから読み始めたんです。
『憂国のモリアーティ』は天才同士の頭脳合戦なので、事件が解けていくスピード感がミステリー小説と比べてめちゃくちゃ速くて、僕にとっても新しい読書体験ですね。
“この方がいてくれたらすごく安心してその現場に入れる”と思う先輩がたくさんいらっしゃるので、そんな先輩方にならって、相手のパフォーマンスを引き出せる存在になれるよう、頑張っていきたいです。
斉藤壮馬としてはそういう情報を入れておきつつ、収録が始まったらウィリアムの感性で会話をするのが理想です。
声優の道に入ったときに、いろんな先輩方から「まずは10年やって、そこがスタートラインだ」とおっしゃっていただいたのが僕のなかですごく糧になっていて。
6月にシングルを出す予定でデモテープを作らないといけなかったので、家で作業ができる環境を整えようと動画編集や音声の録音ができる機材を購入し、曲をたくさん書いていました。
何年かして今の自分を振り返ってみたらターニングポイントがあるのかもしれないのですが、今29歳の僕の目標は、声優業に限らず自分のためだけではない利他的な生き方をすること。
まとめ
今回は「斉藤 壮馬」の名言・名セリフ集をご紹介しました。
お気に入りの名言や心に響く名言は見る人によって変わります。
「斉藤 壮馬」の名言には、今回ご紹介していないものの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言を見つけてみてください。