早梅にとって今のところ謎の存在ですからね。
松井さんとはプライベートで仲良くさせていただいているのですが、あの温厚で優しい松井さんが菊乃さんのような魔性の女性をどのように演じるのか考えるとわくわくします。
“生理” をテーマにした作品が世に出ること自体、素晴らしいことだと思いましたし、それに関わることに意義があると思いました。
今だって生理の悩みや辛さは人には言いづらいし、気まずいという方もいます。だから、この作品を通して生理について考えること、語り合うことは決して恥ずかしいことではないと少しでも感じてもらえたら嬉しいですね。
プロポーズの時とか真面目なシーンでも生理ちゃんが目の前にいますから (笑)。
生理ちゃんに対してだんだんと愛着が芽生えてきて、クランクアップした時は「明日からもうこの子に会えないんだな」と寂しくもなりました。
私はまだ結婚をしていないので、母親になるということにあまりリアリティがなくて、どちらかというと娘のかりんちゃんの気持ちの方が理解がしやすかったです。
私も初めて生理になったことを思い出しました。
この作品は女性だから、男性だからという違いだけではなくて、自分とは違う人間に対して思いやりを持てるか、その人にどこまで寄り添えるかを考えることが大事なんじゃないかと思いました。
生理にまつわる作品を女性のスタッフだけで作るのではなくて、男性も一緒に作るということに意味があると思いました。
すごくわかりやすい話だと、生理中は白いボトムは履かないよね、とか。逆に、生理だからと誇張しすぎるのも不自然だよねという話をしたり。
多くの女性が自分の体調と折り合いをつけながらなんとか乗り越えていると思います。
生理だからといって座るわけにもいかないし、それはもう頑張るしかないんですが、こういったしんどさは俳優だけではなくて、どんな職業の人でも経験していることですよね。
泰然自若です。
彼らは、私が何者であるかとか、私の社会的な変化とまったく関係のないところで必要としてくれる。そういう存在がいて、日々命と向き合いながら過ごしていると、あまりイライラはしなくなりましたね。
今まで一度も生理をマイナスなことだととらえたことがないんです。デトックスだと思ってて。
おじさんを撮るのが好きなんです。
捨てカットがあまり出ないように少し意識するようになった…かな (笑)。
彼らは迷いがなく、答えを見失わないんです。迷いがあり、常に答えを探す人間の方がよほど弱い存在だなと。だから、芸術があるのかもしれませんね
温室効果ガスの問題など、知らない方が心穏やかでいられた程、衝撃の事実が多くありました。