ブレイクできたアーチストとそうでないアーチストの違いは何か。それは意志なんです。目指すものを心から信じ切れるか。信じ切れない人は、あっちフラフラ、こっちフラフラしてしまう。
何がしたいのか。どうなりたいのか。自分にとって仕事の成功とは何を意味するのか。何が自分の幸せなのか…。まずは、はっきりさせることです。
神社に行って、ぼんやりとしたお願いをしても、神様だって困りますよ(笑)。何をどうしたいのか、はっきりとイメージしないと。そしてそこに自分の意志を持つ。そしてそれを信じ続けることです。
信じられるほどのものが描けない、という人もいるかもしれない。でも、それは違います。自分を信じるから、絵にたどりつけるんです。
深呼吸をしなさいというと、みんないきなり吸い始めるけど、違うんです。まずは吐いてからじゃないと、いい空気を思いっきり吸い込むことはできません。
捨てる勇気を持つ。そうやって吐き出すことで、新しい可能性が入ってくる。本当に大切なこともわかってくるんです。
僕は2003年に一度、すべての活動を休止しました。怖さはありませんでした。過去の実績なんて、しょせん過去のこと。むしろ一度空っぽにしたら、大興奮でね。新しい可能性がたくさん入ってきたから。
自分を信じて動いてみる。天命と感じたものに、素直に従う。それは、とても大切なことなんです。
僕は、そのときそのときにやりたいと思ったことを大事にしたし、そのときそのとき、自分のベストを尽してきた。出し惜しみは決してしなかった。
外からの評価は気にしない。それは僕がすることじゃないから。まわりが判断することだから。僕自身が「これだ」と思えるものをひたすら出すだけ。それこそが大事なんです。
心臓を止めてごらん。自分の意思でそれができますか。できないんですよ。実はわれわれは生きているんじゃない。生かされているんです。それがわかってくれば、生きる姿勢は変わります。
あの礼儀正しさ、日本人の一番のいいところが出ている
丸一日かけて撮っていて、気付くと時間を忘れているんです。それだけスタッフも含めてのめり込んで良い作品を創ろうとしているので、歌い手の皆さんもその熱量につられてどんどんテンションが上がってきちゃうんですよね。
ノッてくるとアーティストのテンションがグッと上がって思わずライヴさながらのパフォーマンスが飛び出す。
アーティストが今、心を込めて歌ったフルコーラスを高音質で収録、アーカイブにして、100年後に残せるように…というのが、番組スタッフも含めた僕らの想いなんです。
面白かったでしょ(笑)。ウタビトのファンが観ているとたまらないシーンがたくさん出てくるし、普段はなかなか話せない事を、あの番組では皆さんが快く語ってくれる。
最初は週一でできるかなって言ってたんですけど、とんでもなかった(笑)。
拓郎さんは「谷村の歌、嫌いなんだよね」ってずっと言ってたんで、なんで嫌いなのって聞いたら「(スケールが)でかすぎるんだよ」って(笑)。
どんなアーティストとでもコラボ出来る可能性がありますし、心を合わせてひとつの音楽をやる時はベテランとか若手とか関係ないんですよ。
無国籍な雰囲気を出したくて、実はバグパイプが鳴っていたり、ファンタジーなんだけどちょっとノスタルジックな空気感もあります。