「君の名は。」を批判してきた人たちが見て、より叱られる、批判される映画を作らなければいけないんじゃないかというふうに思いました
アニメーションづくりは、コミュニケーションの堆積なんです
アニメーションは、実写の映画とは異なり「何を描いて、何を描かないか」を自分で自由に決めることができるもの
賛否両論が巻き起こるというのはすごく面白いこと。
「君の名は。」という作品は、すごくポジティブな意見をたくさん届けてくれた映画ではあったんですけど、それと同時に大きな批判もすごくいただいた映画だった
映画は時間が勝手にどんどん流れていくメディア
(君の名はがヒットしたので)次が大変ですねと言われることも多いんですが、『君の名は。』の知名度をバネに、より多くの人に届けられるチャンスなのかもしれない
人の声を聞きすぎると、自分が大事にしているものがなくなってしまう。
客観性を持つことが大切。
他人の批評や批判を全く聞かないのでは、商品として成立する作品は作れません
空を見上げていると、まさに時々刻々と雲が形を変え、空の色がグラデーションのように変化していくのを1時間でも2時間でも、ずっと飽きずに眺めているのが楽しかった
僕の中に、かつての自分と今の自分が同じ人間だとは、強く言えない気持ちがずっとある
脚本の中に自分がこれは発明だと思えるものが何カ所かないと、それから先へ進んでいく自信にならない
見てくれた人が一万人いたら、そのうち一人だけでもいいから、その人の人生を変えてしまうような力のある作品を作りたい。
どんなに悪く言われようと開き直る精神的なタフさを持つことが必要だと思います。他人の批評や批判を全く聞かないのでは、商品として成立する作品は作れません。やはり客観性を持つことが大切ですから。人の声を聞かずに人の心を動かせるものを作れるほど、自分は豊かではないけれども、人の声を聞きすぎると、自分が大事にしているものがなくなってしまう。このバランスをうまく保つためには、どうしても譲れない「芯」みたいなものを見つけて、最初から最後までしっかり持っておくこと。これが一番大事なんだと思います。
正解のない物語を作る。
何がかっこよくて、美しいのか。この作品(天気の子)が、 子供たちが自分なりの答えを見出すためのヒントになってくれたら嬉しいです
アニメーションには、フィクションには現実でどうしてもうまくいかない時、それを少しだけ助けてくれるチカラがあると思う
僕自身、空や雲を見るのが大好きな子どもでした
世界がすこしでも豊かに、わずかでも良くなることを願ってアニメを作っています