梅田で最新のおもちゃを買うのは快感だった
「違う環境に行っても耐えられる自分」が好きなんです。
編集者に会いたくない一心で、都心から外れた駅の、それも歩いて13分ぐらいかかるマンションにわざわざ住んだ。
私は、東京ではそこそこ有名なマンガ家かもしれないけど、札幌に来ると全然有名じゃないマンガ家なんですね。
地元にあるSTVラジオで、約7年間も番組(「島本和彦のマンガチックにいこう!」)をやらせてもらえたのは楽しかったね。
どう解釈するってみんな語っていて、『すっげーな、みんな』と思って。それで自分も鍛えられていって、自分なりの解釈が生まれて、こうやって分析するんだっていうのが自分でわかった
それまでは同人誌っていってもパロディーとか人の作品のやつは流石にプロとしてやっちゃいけないなと思っていた
『これは、どういう映画って受け止められているんだろう』って思ったときから、もうファンとしてこういう風に受け止めたいって作り出してから分析が楽しくなってきて。
絶対悔しいから、俺ここまで読んだねっていうところまではいかなきゃいけないじゃない。ある意味、戦いですよ
3話で担架にボロボロの2人が重ねて乗せられるところで、一緒に観ていた人が『カワイイ!』って声を上げると、『この2人は最初ユニットを組んでいて、そのユニットを推していたからファンはわかるけど……』と言っていて。
いい部分がたくさんあって、本当に一度だけではなく何度も見ようと思ったし、ドラマは所持しておこうって思わせるような作品になったと思いますね
これはこういうことです、という解説本はできるんじゃないですかね
わたしにください!
小学館の漫画家の特集号が、他の出版社から出ていますが、これでいいんでしょうか?
ああいう本は、本来、小学館のような版元が出すべきではないでしょうか
三上さんに「あれ、そろそろやりませんか」みたいな感じで、企画書を出したら、それが通って、この『漫画家本』の企画が始動した、というわけですね。
いい企画は会議じゃなくて飲み屋で生まれる、といったことが言われますが、まさにそんな感じでした。
この『漫画家本』では、漫画家さんのインタビューは何度でもできるし、小学館の図版に関しては基本的には制限なく使えます。もちろん、他社の図版には制約はありますが。
どの『漫画家本』のゲストも、基本的には断られていないですね。そこは本当に助かっています。
理想的な上司です(笑)。