いや、新人賞に応募することは、誰にも喋らなかった。
だって相談してもどうにもならないじゃない。それにわからない人に話してみたところで「わからないからやめとけ」って言われるでしょ。
そんなこともないかな。だって、たとえ反対されたとしても無視するから(笑)。だって相手に迷惑をかけるわけじゃないんだし。迷惑かけるわけじゃないんだから相談しなくていいし、たとえ反対されてもやればいいの。
多くの人が相談したり準備を入念にしたりするのは、きっと「不安」だから。
不安でもとりあえず勇気を出して動いてみる。「まともじゃないこと」って言葉は「自分を信じてやってみること」って言い換えてもいいかもしれない。
失敗することはもちろんあるけど、自分を信じてやらないと成功はできないからね。変わるきっかけはどこにでもある。あとは勇気があるかどうかだね。
自分の経験や体験は強く持ち出せるひとつの特徴にもなるし、自分の持っている個性がそこにあればどんどん生かしています。いわゆる「経験の商品化」ですね。
分かりやすく言えば「ショッピングセンター」みたいなものですね。競合するお店と同じものを置いてもしょうがない。
入っていないお店、やってない業種を提案することが、雑誌に載るための近道になります。
漫画は、おそらく全世界中のいろいろな表現媒体のなかで、もっとも間口が広いです。ものすごいチャンスがありますよ。
漫画でいうところのアイデアというのは「キャラクター」と「ストーリー」ですが、新しい作品を作るときに、そういったものを考えるということをまずしない。
無料の学校をどうやってつくるかと考えたときに、創始者が資金を出して運用する、その利回りで経営する、そういう学校ができたら面白いのではないかと思ったのです。
「投資の漫画を作ろう」ということで投資をテーマにしたのではなく、スタートは投資と別世界の環境とキャラクターです。
出てくるときは出てくる。そういう機会を多くして、なるべくうまく捉えるということを重視しています。
基本は「自分のやることを絞る」ということですよね。例えば、私の場合、自分で1から「本を読みます」「資料を集めます」・・・
まずは「自分は何に特化するべきか」を決め、それから「誰に何を任せるか」を考えていくことです。
ポイントは「役割を明示し、ルールをつくる」こと。
私は経営者にお会いする機会も多いのですが、実は忙しい人のほうが、意外に遊んでいるものです。
「仕事を続けたいけれど体力的にキツイ。だったら、他人にお願いして描いてもらおう」という、シンプルな理由からです。
マンガは、99%がネームで決まります。