別に有名になる必要はないの。母と父が誇りに思う自分であれば。
私はよくこう言われます。”あなたは今までたくさんの強い女性を演じてきましたね。”その時、わたしはこう返します。”同じことを男性に言ったことがありますか?あなたは今までたくさんの強い男性を演じてきましたね。”彼らは絶対に言ったことがないはずです。男性は様々な期待をされていますから。女性たちも同じように期待されるべきなのです。”
“未知の世界にとても惹かれます。でも説明できないことや予期できないことには恐怖を感じます。”
“普通だと感じることがあっても、実際”普通“なんてことはないのです。あるのは変化とそれに対する抵抗だけ。それにより更なる変化が生まれる。”
年をとることを受け入れましょう。人生は一度よ。そして大切な人が亡くなった時、一日一日がギフトだということに気が付くのです。
恐怖は素晴らしいことなのよ。だから恐怖は友達。心を揺さぶられることが大切です。これは演劇学校で教わりました。もし、心が安定していたなら、仕事をしていないも同然。俳優には不安定な状態が不可欠です。
仕事それ自体が報酬、もし難しい仕事を選べば、利子つきで返ってきます。たとえ他の誰もが興味を持たない仕事だとしても、私は挑戦したい。
私だっていつも機嫌が良い訳じゃありません。マスコミの前ではいつも機嫌が良いけれど。とてつもなく虫の居所が悪い時が私にもあるの。夫に聞けば分かるわ。
有名人になり隠れることを覚えた、だけど、女優になったことで心を解放出来た。
私の師匠は母(メアリー・ストリープ)でした。彼女がいると部屋がパッと明るくなる。だから彼女が去った後はみんなとても悲しみました。母は私にこう言ってくれました。”メリル、あなたには才能がある、あなたは素晴らしいのよ。”私は母のような性格ではありません。だからこそ母が遺してくれた言葉に支えられているのです。どちらかというと内向的な人間ですから….スポットライトに当たっている時は、いつも自分自身に言い聞かせています。”メリル、あなたなら出来る。”
幸せと成功の方程式は、あなた自身でいることよ。だからもっとも色鮮やかに輝いていてね。
演じるということは、別人になることではないわ。明らかに異なるものの中に共通点を見つけること、そしてそこに自分自身を見出すこと。
あなたが他の人の考えを気にかけ始めるのは、あなた自身でいつづけるのをやめた瞬間からなの。
人間が授かった大いなる才能、それは共感する力なの。
真の自由とは、私たちが誰に対して、そして私たちに対して権力を持つことが許されるのかについて私たちが選択できるということを理解すること。
若いころ、自分の美しさにまったく自信がなかった。自分のことをキャラクター俳優だと思っていたの。そして今でもそう思っているわ。
私の仕事は感情を可能な限り自由に表現すること。
映画は私たちの夢の世界で役割を果たしている。スクリーンに自分を投影すると、あなたの立場、そしてあなたと違う人の立場に自分を当てはめることがもっと簡単になるの。
これまで一緒に仕事をしてきたコスチュームデザイナーはみんな私に手を焼いたと思うわ。なぜって私は演じた役に強い思い入れを持っているから。
ノミネートされるとワクワクするわ。何回ノミネートされたか数えていないし、覚えてもいない。たくさんノミネートされたっていうことだけしかわからないわ。