鮮やかさは人を惹きつけ、色はアイデンティティを明確にする
意外なアイテム同士の組みあわせ。たとえばスーツのボトムにレザーパンツを持ってくる、ロングジャケットにショートパンツを組み合わせる、ジャケットの上にベストを重ねるなどなど。モジュールや慣例を根底から覆し、まったく新しいスタイルに変換してみせる技。生地の特性を最大限に生かす感性。ユーモアあふれるディティールや奇想天外なシンメトリー感、驚くような素材使いで、伝統的な形を新しいものに仕立てあげるアイデア。着こなしにもたらされた自由。…これはほんの一例にすぎない
時代を左右するほどの作品の前では批判など無力だからね。
アルマーニはつねにアルマーニなのだ。
僕の仕事はすべてを呑みこんでしまう暴君のような存在なんだ。僕の手から何もかも奪っていく。愛情ですら制限されてしまう。自分が愛情に多くのエネルギーを注げないとわかっている以上、相手から多くを受けとるのは躊躇してしまう。それで、孤独という代償を支払うことになるんだ。
僕のなかには二人の自分が存在している。クリエイターとしての僕と、営業的見地から自分のコレクションを判断するもう一人の僕。結局、いつも自分で自分を裏切るはめになる。
ひとつでもミスを犯そうものなら、ジョルジオに殺される
君たちは、そのためにこの会社にいるんじゃないのか?
市場の原理になんとか対応しているだけなんだ。もはや戦略が入りこめる余地なんてほとんどなくなり、市場はひらいたと思ったらすぐに閉じてしまう。椅子に座って優雅に待つことなど、誰にも許されないんだ。
現時点で仕事より大切なものはない。もはや、成功していない自分なんて受け入れられないね。毎日、いまより1センチでも高いところに到達しようと挑みつづけ、ほぼすべてのエネルギーを仕事に注いでいるんだ
(自分は)制度を拒む革命家だよ。膨張やこじつけ、偽りの熱狂はもうたくさんだ
僕のメッセージは、あくまでもジャケット、スカート、パンツに込められているんだ
あまり喋らないこと。なるべく露出を避けること
社交的な成功に惑わされてはいけない。そこで成功するのは簡単さ。自分を露出するだけでいい。
賞賛に値する人というのはみんな、己を保つことのできる人間だ
必要なものと過剰なものとを見分けるべきだと思うんだ。どんなに美しくても、本物の毛皮は過剰なものだよ
肉を食べるのは、共食いのような気がしてならないんだよ
痩せるか、写真を撮らせないことにするか、どちらかだな
アルマーニの服を着る女性は、僕の意見を求めているわけじゃなく、安心感があって時間が経過しても色あせることのない服を期待しているんだ。僕に求められているのは、そんな期待を“裏切らない”行動さ
洋服一枚一枚が歴史の瞬間を表現している。