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【石田 衣良】の名言集|名言まとめドットコム

引用元:石田 衣良オフィシャルサイト

今回は有名な「石田 衣良」の名言をまとめてみました。聞いたことのある名言から、こんな名言あったの?といったものまで数多く紹介します!誰もが知っている有名人「石田 衣良」の名言・名セリフには、どんなものがあるのでしょうか?

石田 衣良とは

1960年生まれ。東京都江戸川区出身。日本の小説家。
1984年に成蹊大学経済学部を卒業。その後はフリーター生活を送っていたが、母親の他界をきっかけに就職を決意し、広告制作プロダクション・広告代理店にコピーライターとして勤務した後、33歳の時にフリーのコピーライターとなる。
1997年 - 「黒く塗れ!」で第4回日本ホラー小説大賞短編部門候補
1997年 - 「池袋ウエストゲートパーク」で第36回オール讀物推理小説新人賞受賞
2001年 - 『娼年』で第126回直木賞候補
2002年 - 『骨音』で第128回直木賞候補
2003年 - 『4TEEN』で第129回直木賞受賞
2006年 - 『眠れぬ真珠』で第13回島清恋愛文学賞受賞
2013年 - 『北斗 ある殺人者の回心』で第8回中央公論文芸賞受賞

参考:Wikipedia

石田 衣良の名言集

人は生きる限り、欲望をもつ。それを誰も笑うことはできないのだ。僕たちは色とりどりに咲き乱れる欲望の花束を、胸の奥に死ぬまで抱えて生きている。

ぼくは真実も深部も見たくはない。表面を飾ろうとする気もちだけで、ぼくにはどの女性も魅力的に思えた。悪趣味でちぐはぐな衣装だと人をあざけることは、ほんとうは誰にもできないはずなのだ。この世界では誰もが、手近なボロ隠しをまとっている。黄金の心をもつ正しい人間だけ裸で外を歩けばいい。ぼくは裸は嫌だからボロを着る。

ある人が語るストーリーが世間の常識やよい趣味からはずれていくとき、身をひいて心を離してしまうのではなく、それまでよりもっと耳を澄ますようになった。欲望の秘密はその人の傷ついているところや弱いところにひっそりと息づいているからだ。

なにかが変わるときというのは、全部いっぺんに変わるんだな。

そこで、どこかで女性と相席するたびに、こうたずねることになりました。「あの、今までの恋のなかで、これはおもしろいということはありませんでしたか」そういう場合、反応は決まっています。自分にはドラマみたいな劇的な経験はない。最初は必ず否定するのです。でもすこししゃべって、ほぐれてくると決まってこう続けます。ぜんぜん普通でつまらない話だけど、実はこんな恋をしたことがある。(あとがき)

ぼくは万年筆で紙ナプキンにメモをとりながら、心のなかでは考えています。その「普通」が一番おもしろいんだ。劇的な恋なんて、つまらない。普通の女性が、普通の男性に心がかたむく一瞬の動きのほうが、ぼくの小説にはずっといいのです。白く渇いていた氷の角が、やわらかに溶けだすときの心の温度が正確につかめれば、短篇のひとつくらい難なく書けるものです。ここにある十篇のうち半数以上は、そんなふうに誰かのライフストーリーを、ちょっと拝借してしあげたものなです。(あとがき)

サプリメントに似ているのは、化粧品より男のほうかもしれない。三十をすぎると、化粧品はなくてはならないけれど、男はそれほどでもない。期限がくるとゴミ箱に投げたり(投げられたり)するのも同じだし、あれこれと試してみたが決定的な一品と出会ってない気がするところまでいっしょだった。~「ふたりの名前」より

「そろそろ次のお店いこう。わたし今日はぜんぜんのみ足りないな」「酒強いんだね」「いつもひとりでのんでいたから、だんだんそうなっちゃった。お酒が強い女は嫌い?」「嫌いじゃないけど、今日は送っていくから、ぼくは控えておく」「やった。うれしい、今夜は死ぬほどのんじゃう」~「誰かのウェディング」より

「もどるだって……ぼくはどこにもどれるんだ。性同一性障害はどこかの少女歌劇団とは違う。劇団にいるあいだだけ男役をやって、卒業したら普通うの結婚ができるなんてものじゃないんだ」

結局のところ、おれたちには目のまえにあることしか見えない。苦悩でも、安楽でもね。それがおれたちの救いで、同時に呪いなのかもしれない。

女性やセックスを退屈だなんて思うのをやめなさい。人間は探しているものしか見つけない

「苦しみも欲望も、簡単にのり越えたりはできないものよ。悟ったりなんて、誰もしないの。みんなが傷つきながら、今を生きている。こたえはどこにもなくて、ただそうやって今日を見送るだけ。それが人間にできることなの」

考えることは、なによりもきつい重労働である。高校時代の試験勉強など、社会にでてからの真剣な思考にくらべたら、子どもの遊びにすぎない。なにせ、こたえのない問いをずっと考え続けなきゃならないんだからな。でも、生きてるって、そういうことだよな、ご同輩。

どれほど世界が不合理で混乱していても、そこに意味をつくりだすのは人の心の働きだ。

「ストレスってなんだかわかりますか」精神医学の用語に知識などない。「もともとは生命の危険があるのに、その場から逃げられない動物が感じる苦痛のことだったんです」

人に教えられたことを、つぎの日には別な人間に教える。まるで自分の人生のようではないか。大切なことをひとつかふたつ、つぎの世代に伝えて死んでいく。人間などそれだけでいいのではないだろうか。自分は子どもをもたない。金もたいして残せないだろう。だが、どれほど豊かな人間でも、人に残せるものには限りがある。

「この国じゃあ、最低最悪の犯罪は人を殺したり、金を盗んだりすることじゃなくて、空気を乱すことなんだ。」

人の気もちというのは血でできているのかもしれない。

生きることに大事なのは、計画性と即興性のバランス。

誰にでも、自分の殻を破って、壁を越えなくてはいけない時期がある。僕にとってはそれが今。

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