「生きていたい」「こんなに美しい世界を、僕は見ていたい、一日でも長く」
"絶望"の少し隣りに"希望"があるって知ってれば、少しは軽くなる
弱っているときにしか見えないものがある。調子のいいときには飛ばしてしまっている、見たくないようなちっぽけなことが、弱っているときには壁のしみみたいにじわっと浮かび上がってくる
時間がくれる贈り物はいつも人を幸せに微笑ませる
雨に覆われた夜景が闇ににじんでゆく大きなガラス、に映る自分と目が合う。世の中に、この私に近い血の者はいないし、どこへ行ってなにをするのも可能だなんてとても豪快だった。
祖母が死んで、この家の時間も死んだ。私はリアルにそう感じた。
扉の閉まる音と共に、やっとひとりになったらぐったりと疲れているのに気づいた。部屋は、秒を刻む時間を感じさせないほどにしんとして、私だけが生きて活動していることを申しわけなく思うような静止した雰囲気をかもしだしていた。
帰る家族があればロマンチックな気分なのだろうけれど、私は本当のひとり身なのでシャレにならないくらい強く孤独も感じる。でも、そうして生きてゆくのが自分にはいちばん合うような気さえした。
着替えて、また現実の一日へスタートするのだ。くりかえし、くりかえしスタートする。
まとめ
今回は「よしもとばなな」の名言・名セリフ集をご紹介しました。
お気に入りの名言や心に響く名言は見る人によって変わります。
「よしもとばなな」の名言には、今回ご紹介していないものの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言を見つけてみてください。