集中力は、生まれつきの性格などではない。集中に使われる回路は、筋肉と同じで鍛えることができる。最初はよろよろしていても、瞬間的に集中することを繰り返すことで、集中力の高い脳を作ることができる。
自分の心に浮かぶことをすべて話すようになると、「おばさん」になる。無意識のたれ流し。フロイトが指摘したように人は様々なことを考えるが、そのうち何を話すべきか凛とした選択ができるのが「いい女」である。
信頼されるリーダーになるためには、ユーモアを武器として上手に使うべきです。中でも自分の欠点をメタ認知し、自虐ネタに変えることは、ユーモアセンスを磨く一番いい方法だと思います。
創造することは、思い出すことに似ている。何かを想起する際には、側頭連合野の記憶が、そのまま前頭葉に引き出される。一方、創造するということはすなわち、記憶が編集され、結びつきを変えて活用されるということである。
事なのはいかに長時間勉強するかではなく、いかに深く集中するか。
学校の勉強ができることと、イノベーションが起こせるかどうかはまた別の話だ。イノベーションに必要なのは、どちらかというと雑学。
集中して時を忘れる「フロー」の状態では、頑張っていることは実は嬉しいこと、楽なことである。頑張るということは決して無理をするということではない。
時には「嫌い」という感情の背後に、嫉妬が潜んでいる場合もある。「嫌い」な相手が、自分が持たないものを持っているから、疎ましくて仕方がない。本当に避けているのは、持つべきものを持たない自分自身の姿なのだ。
大人になるにつれて、人は根拠のない自信を失う。それで、何かをしないことの言い訳ばかりうまくなる。他人に対しても阻害する。君はそう言うけどね、一種の理想論であって、現実はなかなか厳しいよ、などと言う。
自分の最大の欠点のすぐ近くに最大の長所がある。
自分の欠点を自分で笑う。一流といわれる人は、それができています。
ドーパミンが分泌されるためには、実はその喜びの中身が非常に重要。やさしすぎても難しすぎてもダメ。やや「無理めの課題」を自分に与え、それに全力を出してがんばり達成する、というのが大事なんです。(※ドーパミン…快感ホルモン)
間違いを犯してそれを改めるのは、それに気づいた瞬間にやるのが一番良い。
逆境におかれると、脳は自分の欠点さえも、長所に変えて乗り越えようとする。
自分が変わると世界が変わる。好きなことにはアクセル全開。変人と言われてもいいじゃないか
記憶を組み合わせて新しいものを生み出すのが「創造性」。
夜ではなく、朝おきて、昨日の出来事の日記を書いてください。それが 明日からはじめられる頭が良くなる方法。
どんなに小さなことでもよいから、自分が楽しめて、達成感を持つようにできることに、没入するのがよい。その結果得られるささやかな成功が、脳を変えていくのである。
コミュニケーションの基本は、何かを共有すること。
大切なことは「根拠のない自信」。きっとできる、と理由もなく信じて、挑戦し続けること。微笑みながら、根拠のない自信に支えられて、挑戦し続けること。そのことさえ忘れなければ、どんなに不確実な時代でも不安になることはない。胸の中から、希望が木もれ日のようにあふれ出るのだ。