窓を開けたら、新鮮な空気を胸いっぱいに吸って幸せを感じ、窓辺の植木鉢にも愛情をこめて水を注ぎたいし、掃除をするなら、そこに住む人にはもちろんのこと、家具や柱とか壁にまでも、愛情をこめる女性であってほしい。
賢い理知的な女の人が、花のように美しく、いつも女らしさをただよわせていることこそ、本当に素晴しいことといえましょう。
女の人のやさしさや思いやリや細かい神経は、理知とは別々のところにあるのではないのです。
「誰かに呼ばれたら、元気よく明るい声で『ハイ』と誠意を込めて返事をしましょう。これも、相手にどんなに快くひびくことでしょう。返事は呼ばれたら、すぐするように」
「洋服を着たら、必ず全身を鏡でうつしてみること」
「普段女性なら他人に向かっての言葉と、家で使う言葉にさほど大きな違いのないように、言葉だけでなく、あまり表裏のない人間になりたいものです。」
「美しいあなたに、美しい香りが加えられたとき、そのときこそ、あなたがほんとうの花の姿になれたときではないでしょうか」
「洋服の美しさは、結局は流行の中にあるものです」
「考えてみると当然のことながら、衣服はその時代、時代の流れと無関係なものではないのです」
「働くからにはちゃんとした心がまえを持ち、働くことの意味を本当に知り、身につけなければならない大切なものを持ってこそ働く女性が新しくいいといわれることにもなるのです」
「もしこの世の中に『色』がなかったら、人々の人生観まで変わっていたかもしれない」
「"美しい"という言葉を作った、私達の先祖は、これを悪い意味に用いたことはありませんでした。それは"心のまこと"という意味です」
「お互いを信じられれば、相手のどんなことにも疑いをもたないが、信じられなかったら、ほんの些細なことにも事毎に不安に駆られてくる。信頼は幸福の鍵」
「歯は理知と若さのシンボルです。朝と夜やすむ前とには、ていねいに、歯のすみずみまで清潔で真白にする、という気持ちでみがきましょう」
「美しい言葉とは、あなたらしい言葉です」
「ひとの好意になれてしまうということ。自由がゆるされると、それを自分の都合のよいように考えてしまうこと。どんなに親しくなっても、甘えすぎることは、お互いに不愉快な結果になるということを忘れないように」
「流行というのは、そのときどきの時代感覚だとも言えるもので、それをつかんで服を着ている場合に、はじめて『美しい』と感じられるのです」
「女性は、愛情深い人間であってほしいのです」
「もしこの世の中に『信じる』ことがなかったら、一日として安心してはいられない」
「言葉は、目に見えない、あなたの心の中を他人に伝える、唯一の手段です」