引用元:黒澤明研究会
今回は有名な「黒澤 明」の名言をまとめてみました。聞いたことのある名言から、こんな名言あったの?といったものまで数多く紹介します!誰もが知っている有名人「黒澤 明」の名言・名セリフには、どんなものがあるのでしょうか?
黒澤 明とは
1910年3月23日、東京府荏原郡大井町で生まれ、1998年9月6日午後0時45分、東京都世田谷区成城の自宅で脳卒中により死去。日本の映画監督、脚本家。第二次世界大戦後の日本映画を代表する映画監督であり、国際的にも有名で影響力のある映画監督の一人とみなされている。
ダイナミックな映像表現、劇的な物語構成、ヒューマニズムを基調とした主題で知られる。生涯で30本の監督作品を発表したが、そのうち16本で俳優の三船敏郎とコンビを組んだ。
青年時代は画家を志望していたが、1936年にP.C.L.映画製作所(1937年に東宝に合併)に入社し、山本嘉次郎監督の助監督や脚本家を務めたのち、1943年に『姿三四郎』で監督デビューした。『羅生門』(1950年)でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞し、日本映画が国際的に認知されるきっかけを作った。1985年に映画人初の文化勲章を受章し、1990年にはアカデミー名誉賞を受賞した。没後、映画監督初の国民栄誉賞が贈られた。
黒澤 明の名言集
昔、映画会社は夢の工場と呼ばれていたんだ。そんな、純粋で生き生きとした活気に溢れた映画の門戸を、若者たちに開いてあげたい。若い人に夢を持たせるような、憧れて入りたいと思うような日本映画界にしたいものだね。
悪魔のように細心に、天使のように大胆に。
馬鹿に道あり利口に道なし。
恥をかいてもいいから、ズカズカ踏み込むんだ。
テーマはなし。俺の作りたいものを作るんだ。
些細なことだといって、ひとつ妥協したら、将棋倒しにすべてがこわれてしまう。
ハッキリと言わなければ、かえって人を傷付けることもある。
自分を飽きさせずに、面白く働かせるコツは、一生懸命努力して、しつこく踏ん張るしかないんだ。
ものを創る人間にとって完全が目標です。完全に満足のいく作品なんてないから、次の作品こそは完全無欠な作品をと願うわけです。だから、僕にとって一番の作品はネクスト・ワンです。
ものを創る人は、皆完全なものを創りたいと思って努力するんだ。 自分がもうこれ以上ないと満足出来るところを目指してがんばるんだ。 でもこれが完全だという答えは人によって違うのだから、自分の信じるところに向かってどれだけのことを諦めずに踏ん張れるかということだ。
1日で進歩するのは紙1枚分の厚さくらいですよ。
私は人を憎んでなんかいられない。私にはそんなヒマはない。
自分が本当に好きなものを見つけて下さい。 見つかったら、その大切なもののために努力しなさい。 君たちは、努力したい何かを持っているはずだ。 きっとそれは君たちの心のこもった、立派な仕事になるでしょう。
知能の発達には緩急がある。過不足なく、一年間には一年間の発達をする、ときめてかかるのは間違っている。
一日に一枚しか書けなくても、一年かければ、365枚のシナリオが書ける。私はそう思って、一日一枚を目標に、徹夜の仕事の時は仕方がなかったが、眠る時間のあるときは、寝床に入ってからでも、二、三枚は書いた。
自分の与えられた人生、何もかも潔く責任をとるしかないんだ。本当に優しいというのは、そういう強さだと思うね。
人間は弱いものだからね。平穏無事に生きている時は大して良い考えなんか出てこないのさ。ここを踏み外したら真っ逆さまだぞと追い詰まった時、やっとこさっとこ頭がフル回転し始める。
自分が得することばかりにこだわって、セコセコセコセコしている奴ばかりだ。なるようにしかならないんだ、人生一度だしね。得ばっかりしたいってきりきり舞いするより、味わって生きたらいいのにね。
やはりいいものを作るには、一つずつ解決していかなければならない。
よく絶望とか後悔とは無縁の強い人間だからとか、特別な才能があるとか言われるけど、それは違うよ。センチメンタルな弱虫だから、強そうな顔をして意地を張ってるだけだ。弱みを見せたり、人に負けるのが嫌だから、無茶なほど頑張るだけだ。