ご自分の好きなこと、スポーツでも手芸でも何でもいいから見つけてやってみることが、精神的にストレスがなくなっていいのではないかと思っています。
『故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る』。私の好きな言葉です。
年を重ねるごとに図太くなって、挫けそうになることが少なくなってきているんですけれども、それでもやっぱり芝居をしていて、失敗しちゃった、上手くいかなかったって思うことがありますし、作品の選択を間違えてしまったこともありました。でもやはり家族がいて、家族に自分が今できることをやればいいんだよって励ましてもらえますので、それが一番力になりますね。
武器を持って戦うことでは何も解決しないんだってことを、70年間私たちは少しずつ学んできたんだと思うんです。だからこれからも、むしろ日本がリーダーになってそういうことを言い続けてほしいと思うし、私たちひとりひとりがそういう思いになったらいいと切望しているんです。みんなができる小さなことをつなげていけば、きっと希望が出てくるんじゃないかと思 っているんです。
ラグビーをしている彼らが一生懸命頑張ってそして“ONE TEAM”っていう言葉を皆さまモット ーってやったということはとても素敵なことだったと思いますし、私達も映画を作るのに“ONE TEAM”でやりましょう!という気持ちになりました。だから彼らチームに感謝したいです。
(私自身も)父親が戦争に行き、たまたま病気になって船を下ろされ、帰って来たから私が生まれたのです。若し戦争に行っていれば戦死していたと思うし、私という人間はこの世に存在しなかった。生まれてきたことへの感謝をいつも持っていないといけないと思っています。
私は若いころ、母に「なぜ戦争は起こったの?反対はできなかったの?」と質問したことがあるのです。そしたら母は、ひとこと「言えなかったのよ……」って。言えないって、どういうことなんだろうと、そのときは理解ができなかった。けれど最近、母の言っていた意味がわかります。
過去の素敵な映画や評価していただいたことは横に置いて、前を向いて行きたい。過去のことに酔っちゃうと、もう仕事はできないですよ。牛歩でも半歩でもいいから、一歩でも前を向いて行きたい。
一生生徒。
心のシワが欲しい。
まとめ
今回は「吉永 小百合」の名言・名セリフ集をご紹介しました。
お気に入りの名言や心に響く名言は見る人によって変わります。
「吉永 小百合」の名言には、今回ご紹介していないものの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言を見つけてみてください。