人間ドックは、相変わらずだもんね。これはいつも間違いない
“顔面ストッキング”は覚えてる
次はコントではなく映画的な笑いをもっと勉強して見せていきたいですね
今回の映画で、体調が悪いのに性欲が抑えられない小出くんを、まさみちゃんがひっぱたくシーンがあるんですけど、あそこが一番映画的な笑いだったと思うんです
振り返ってみると、皆でコントをやって水泳をやって、まるで学校の部活のようでしたね
最初はお客さんに「キャー!」って歓声で迎えられるんだけど、いざネタになると急にお笑いを見る目に変わるんだよね
コントを誰かに教えるというのは今回が初めてだったので、僕自身も勉強になりました
“おっさんの悲哀”を出したかったからですね(笑)
最初は既存のものをやってもらったんですけど、あんまりウケないんですよ
今回の映画は群像劇だったので、次の機会があれば親子の物語とか、学園ラブストーリーみたいな、焦点を絞った作品を撮りたいですね。そのときは学校の先生役かもしれないし、演出だけかもしれないし……まだわからないですね
(主人公たちのように“少年の心”を感じることはありますか?)そうですね、あればいいんですけどね。そう思って毎日頑張っています
Yahoo! ニュースだったかな……証券マンの事件を取り上げた記事があって、それがきっかけで最初、僕の役は証券マンだったんですよ。でも証券マンの内情がよくわからなくて、そんなときたまたま水球のドキュメンタリーを観て、「スポーツライターなんていいんじゃないかな」ってことになったんです
酒屋さんの内部には詳しいんで、描きやすいかなと思いまして。ほこりの付き具合とか、手書きで「焼酎フェア」って書いて貼るところとか、実家と同じですね(笑)
僕の知らない間に、美術さんが西部劇っぽい雰囲気を出そうとして干し草を転がしてくれて(笑)。あるわけがないんですけど、そのしゃれっ気が面白かったですね
実は僕が冒頭、商店街に登場するシーンで黒澤明監督の『用心棒』みたいなカットを、ちょっとかっこつけて撮影してみたんです。でも編集の段階でボツにしちゃったんですけどね(笑)
竹中直人さんが監督と主演をされた『サヨナラ COLOR』という作品に出演したとき、竹中さんの仕事ぶりを見て勉強させていただきました。自分に似たダミーの方でリハーサルするという方法も盗ませていただきました
特に関係は変わらないですね。メンバーからは「現場がピリピリしてなくて良かった」って誉められました。僕あんまり怒鳴らないんで「よーい、はい。はいオッケー」って感じですね(笑)
ある人物がこけるんですが、腹からですからね。普通手をつくところを腹からっていうのが、中年の悲しさですよね(笑)
1番最初に書き上げた脚本はもっとコメディよりだったんですけど、だんだんとドラマ性を深めていったんです
人徳っていうわけではないです(笑)。でも今までお付き合いのあった人たちに出演していただくことができました