今の時代は型がなくても生きていける状態になった。でも死ぬ時に気づいて振り返ったときに、「あらーっ」て思うんじゃないかな、とも思うの。でも私はそういうふうにしては死ねないな、というのがある
自分で壁を作って閉じ込もっている若い人はいっぱいいる。自由に生きていいのに自分で生きにくくしている、その贅沢さ。壁なんかないのにね。
失敗したらね、そこからスタートなの。あんまり深く考えない。
どうぞ、物事を愉快に受け取って面白く生きて。あんまり頑張らないで、でもへこたれないで。
がんはありがたい病気。周囲の相手が自分と真剣に向き合ってくれますから。
そうよ、もうダメよ。
倦まず弛まずやり続けていくうちに苦痛がなくなっていくんです。ほら、主婦が台所病にかかるでしょう。私の人生、このままでいいのかって。これはやり続けるしかないんですよ。何の役にも立たないようなことでも、やり続けることでしかその尊さが見えてこないんです。
自分で立ち位置を変えていくの。そうすることで人間は成長する。もちろん、一人で気楽に生きていくのも人生よ。でも、それじゃあなかなか成長しないだろうなと思うの。背負わなくっていいもん。いつでも厄介さから逃げられる。
自分の人生にとって厄介な人がいるということ、そういうものを背負っているということは必要なことだなと思いますね。それは旦那でなくてもいいんです、子でも親でも。そういう厄介な人がいるから、自分が成熟していく。厄介だなと思ったらそれまでだけど「血がつながってるからしょうがない」と思えばいい。
今回の役ではね、人間の顔はこうやって崩れていくんだというのを画面で出したいと思ったの。それを見せられれば「もう、この作品が最後でいいな」とすら思った。
まとめ
今回は「樹木 希林」の名言・名セリフ集をご紹介しました。
お気に入りの名言や心に響く名言は見る人によって変わります。
「樹木 希林」の名言には、今回ご紹介していないものの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言を見つけてみてください。