女子に限らず、走ることに集中できている実業団選手って、ごく少数しかいません。実業団選手の7、8割は仕事をしながら走っています。走ることで就職したのは確かですが、働いていないわけではないんです。もちろん、走ることでお金を得ているという意味ではプロですが、走る環境面で、ここまではプロで、ここからは市民ランナーという線引きは難しいです
『お前は上り坂に弱い』とずっと言われていて、『下りは得意だから、下りは誰にも負けないようにしよう』とがんばっていたら、いつの間にか、小出監督に『お前は上りがうまいな』と言われて、びっくりした覚えがあります。自分で弱いと思っているだけで、納得できる走りができれば克服できると思います
引退して、ようやく少しでも地元に恩返しができる機会ができたかな。現役の時代から陸連の方に『高橋尚子杯をやろう。ジュニアも育成しよう』と言っていただいて、何か形に残すことができたらいいと思っていました。それにプラスして、マラソン大会はこんなに楽しいということをみんなに知ってもらいたかったんです
あの時代はまだマラソンが楽しいと言われる時代ではなかったんですが、みんなに伝えたかったんです。見るスポーツだったマラソンが、今こうして誰でも楽しめるスポーツだと共感できる人が増えたことはすごくうれしいです
1日の変化としては、0.00…1度くらいの角度しか変わらなくても、毎日続けることで到達点はぜんぜん違ってくるんです
子どもたちの数が減っているのも現実です。野球やサッカーに優秀な子を取られてしまっているのもあります。現に、マラソンを始める子が増えたかというと、そうでもないですね
人への感謝の気持ちも、自分の力になる
ウェイトトレーニングも含めた正しいトレーニングをする事で、パフォーマンスアップが望めると思います
とても楽しい42キロでした
まとめ
今回は「高橋尚子」の名言・名セリフ集をご紹介しました。
お気に入りの名言や心に響く名言は見る人によって変わります。
「高橋尚子」の名言には、今回ご紹介していないものの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言を見つけてみてください。