今回は人気作品である「闇金ウシジマくん」の感動シーンの名言集とその解説を紹介していきます。有名な名言を中心に、作品を読んでみたくなるような、また読み直したくなるような名言をまとめています。みなさんが大好きな作品・キャラクターの名言シーンには、どのようなものがあるのでしょうか?
闇金ウシジマくんの感動シーンの名言集10選とその解説
結局金だ!金がある所に金が集まる。金がねェ奴はとことん絞られ、尊厳まで奪われる。
丑嶋馨 (1巻)
この名言は、カウカウファイナンスの金主である老婆と話した直後に愚痴のように話したセリフ。
闇金業者として債務者から暴利でお金をむしり取っていると思われがちですが、ウシジマ達も業界で生き残っていくために老婆にペコペコして日々取り立てを行っていました。
このセリフを部下である江崎や加納、高田に話しながら「いつか、あのババアの座を奪い取ってやる!」と誓うウシジマでした。
世の中の核心をついている名言としてファンには知られています。
一度なくした信用取り戻すのは、最初に信用作るより大変なんだ。
丑嶋馨 (2巻)
この名言は、カウカウファイナンスの新入社員であるマサルが裏切ってしまったことに対してのウシジマの言葉。 確かに、一度信用を得るまでは長いかもしれないですけど、裏切ってしまった後に再び信用を得るよりは全然楽だと思います。 なぜなら、一度裏切ってしまったらまた裏切るのではないかと考えるのが自然なため、一度失った信用をもう一度得るにはよほど良いことをしない限りは無理だからです。 ぜひ、この言葉を胸に刻んでいきたいですね。
俺は今まで一日ずつ怠けてきたから、今日もどうせ何も出来ないと、行動の前に理由をつけて諦めて何も出来ない。
宇津井優一 (9巻)
この名言は、35歳で引きこもりのフリーターである宇津井優一が、自身のブログ「鬱ブログ」で吐き出した言葉。
宇津井は、何か行動する前に親が…環境が…と言って行動していない自分を正当化していました。
父親は、会社を辞めて母親は株にはまってしまい家庭崩壊寸前の宇津井一家で過去のことを振り返った際に「俺は今まで何していたんだ…」と自暴自棄に陥るシーンが描かれています。
このセリフに「心に響いた」といった読者の方が多かったです。
だから母さん頼むよ。俺を頼れ!
宇津井優一 (9巻)
この名言は、35歳のフリーターで引きこもりの宇津井優一がウシジマに騙されて借金し続ける母親に向かって言った言葉。
以前まで、宇津井は嫌なことから逃げてきた性格だったものの父親が会社辞めたり母親が株で借金をしたりといった現実にさすがに危機を感じていたのか、お金がない宇津井は、40㎞も病気で倒れた母親のもとへ歩いて向かったのです。
この話は、最終的にはそんな宇津井の男気溢れる行動にウシジマが感激して1年間5万ずつ関西出来たら関西扱いにしてあげるといったウシジマらしからぬ行動に出ました。
この話の「フリーターくん編」は、ウシジマくんの話の中で唯一ハッピーエンドである話として知られています。
簡単に手にした金は、簡単に使う。
丑嶋馨 (13巻)
この名言は、出会いカフェで働いている鈴木美来に対してウシジマが放った言葉。
確かに、人からもらった1万円は簡単に使ってしまうけど、自分で働いて稼いだ1万円は簡単に使うことができないなんて経験がある人もいるのではないでしょうか。
極論、ウシジマくんには借金をパチンコや競馬といったギャンブルで返そうとする債務者が多くいますが、ギャンブルをするぐらいなら働いてお金のありがたみを分かったほうがいいよというウシジマなりの助言だと思います。
敵を作れねェのは善人ぶって自分に嘘を付く弱い人間だ
丑嶋馨(21巻)
この名言は、理恵の彼氏にボコボコにされた鈴木斗馬に対してウシジマが発したセリフです。
理恵の彼氏にボコボコにされたことによって事の重大さに気づいた鈴木斗馬は、「おれは、女の敵だなぁ…」と呟きますが、「自分に嘘つくよりはいいんじゃねぇーの?」とウシジマが諭すのでした。
敵を作りたくないからと善人ぶっている人間が多い中で、敵を作ったとしても自分に正直な彼の行動を称賛したことで彼に自信をつけさせるのでした。
金が全てじゃねぇが、全てに金が必要だ
丑嶋馨 (29巻)
この名言は、ある債務者の取り立てを行っていた際に生まれたウシジマくん史上もっとも有名と言っても過言ではないセリフです。 「世の中お金がすべてではない」といったセリフをよく聞くことがあります。確かにお金がすべてではありません。しかし、何をするにもお金が必要ですよね。例えば、税金であったり食料品、電気代や光熱費もそうですが、生きていくだけでお金がかかります。 このセリフは、たくさんの読者の心に響いています。
お金で9割のことは解決できるってなんかの偉い先生が言ってた。本当にそうだと思う。
杏奈 (37巻)
この名言は、沖縄で風俗嬢をしている杏奈の言葉です。
杏奈は、以前まで付き合っていた元闇金業者である芳則が負債を追ってしまったがために沖縄で裏風俗を始めた経歴から「彼女の中で世の中お金があれば大概のことは、解決できる」と感じたのでしょう。
実際に、ウシジマも「お金がすべてではないが、何をするにもお金が必要だ」と発言していることから杏奈の発言は核心をついているのだと感じています。
お金で地獄を見た人だからこそわかる名言です。
カウカウファイナンス
丑嶋馨 (42巻)
この名言は、ウシジマ達の事務所であるカウカウファイナンスの名前が決まった時のセリフ。
ウシジマが社長になる前、はたいていた闇金の店長が隠していた3億円や顧客名簿を見つけて、仲間である江崎・加納と自分自身で闇金を始めようと決意するウシジマの頭にぱっと浮かんだ事務所の名前がカウカウファイナンス…。
このセリフから、闇金ウシジマくんの物語が始まっているんですね。ウシジマくんネーミングセンスいいですね。
もう誰にも従わない。 俺の生き死には俺が決めます。
丑嶋馨 (45巻)
この名言は、滑川組の組長である滑川秀信対してウシジマが放った言葉です。
以前、滑川は、ウシジマに同じくヤクザの豹堂を殺す命令を下しており、その一方でプロの殺し屋にウシジマ殺しを依頼していたのでした。
そんな滑川に対するウシジマのこのセリフ。ウシジマは、滑川の圧倒的統率力を目の前にして今まで従ってきましたが、このタイミングで初めて逆らいます。
ウシジマを従わせることが滑川のライフワークであったのにも関わらず、逆らわれてしまうのです。
まとめ
今回は「闇金ウシジマくん」の感動シーンの名言集とその解説をご紹介しました。
お気に入りの名言や名セリフは見る人によって変わります。
「闇金ウシジマくん」には、今回ご紹介していないセリフの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言・名セリフを見つけてみてください。