今回は人気キャラクターである「及川徹」の感動シーンの名言集とその解説を紹介していきます。有名な名言を中心に、作品を読んでみたくなるような、また読み直したくなるような名言をまとめています。みなさんが大好きなキャラクター「及川徹」の名言シーンには、どのようなものがあるのでしょうか?
及川徹の感動シーンの名言集10選とその解説
から回っていた天才が才能を行き場を見つけたのだから、もう凡人には敵わない
及川徹(2巻)
この名言は、及川徹が初めて烏野高校と対戦した後、影山飛雄について語ったセリフ。
烏野との練習試合に遅れて登場した及川は、かつて(北一中学)の後輩だった影山飛雄と再会しますが、主人公である日向との出会いによりプレーの変化に気付きます。その事を後日、幼馴染でありチームメイトの岩泉一と話すシーンで登場します。
同じセッターとして、影山の実力を認める及川ならではの冷静な分析に加え、自身の譲れないプライドも垣間見れるうえ、岩泉との関係性も伺えたシーンとして有名です。
信じてるよお前ら
及川徹(6巻)
この名言は、及川徹がIH予選3回戦で烏野高校と戦う前に、チームメイトに向けセリフです。
青城の監督いわく、試合前の何時もの一言であるこの言葉は、及川が言うとただの冗談のようであったり脅迫めいたものにも聞こえるかもしれませんが、メンバーはこの言葉だけは“何の裏もない”ことを知っています。だからこそ、チームもまた全力で自分たちのキャプテンである及川を“信じる”ことができるのです。
及川の言葉に鼓舞され、試合に挑む成城メンバーの“空気”が変わった印象的なシーンです。
この及川さんがな、神業速攻なんて使わなくても「金田一はちゃんと凄いんだぞ」と証明してあげよう 安心してとべ
及川徹(6巻)
この名言は、IH予選3回戦で烏野高校と対戦した際、及川徹が一年の後輩・金田一勇太郎へ言ったセリフです。
烏野高校には中学時代より金田一と因縁ある影山が在籍していました。その為、金田一が影山の相棒の座を日向に奪われたなど、散々な言葉を投げつける及川。面食らったような金田一の背中を押した後、及川は言葉通り神業速攻を使わずとも最高のボールを打たせるのです。
金田一を鼓舞しつつ高い打点を引き出した及川の、セッターとしての実力を垣間見ることのできたシーンです。
叩くなら折れるまで
及川徹(6巻)
この名言は、中学生の頃の回想シーンで及川徹が影山飛雄へ言い放ったセリフです。
サーブトスの教えを乞う後輩の影山を無視して、及川は自身の座右の銘としてこの言葉を使い拒絶しました。
回想から戻ると、再び同じセリフで違う状況に重なります。烏野高校のムードメーカーである二年・田中龍之介を強烈なサーブで狙い撃ちし、連続ミスでプレッシャーを与える作戦を実行する及川。
勝つため、司令塔である及川の冷静な観察力が伺えたシーンです。
あの”爽やか君”は飛雄に何を教えた
及川徹(7巻)
この名言は、IH予選3回戦にて及川徹率いる青葉城西高校が烏野高校と対戦した際に登場したセリフ。
試合当初は、中学時代のトラウマや及川へのコンプレックスなどにより空回り気味な影山でしたが、烏野の仲間や、”爽やか君”こと同チームの3年セッター菅原の助言などにより見事に復活。コートに戻った影山はその後、目を見張るような“成長”を見せつけました。
そんな影山の姿を目の当たりにした及川が、焦燥にも似た感情を抱きながら思わずつぶやいた印象的なシーンです。
ー飛雄 急速に進化するお前に俺は負けるのかもしれないね ーでも それは今日じゃない
及川徹(8巻)
この名言は、及川徹がIH予選3回戦で日向たちの神業速攻を防いだ時のセリフです。
孤独な王様としてコート上で独りぼっちだった影山飛雄でしたが、烏野高校の仲間たちとの出会いにより大きく変わってゆきます。そんな影山の成長に気付く及川。
最初の「…飛雄 急速に進化する~」は最終セット青葉高マッチポイント時に登場。二度目は日向との神業速攻を防いだ際に繰り返され、烏野のコートにボールが落ちたことで、及川たちの勝利が確定したシーンで「今日じゃない」と続きます。
諸刃の剣は百も承知 だからこそ生かしてみせる
及川徹(15巻)
この名言は、烏野との対戦で投入した“狂犬”こと京谷を称したセリフです。
春高宮城代表 準決勝に勝ち進んだ青葉城西高校は、様々な曲者たちに揉まれ強くなった新生・烏野に対抗すべく、堅実な一年・国見を下げて京谷をコートへ入れました。
しかし、自分本位な京谷のプレーに青城チームはギクシャクに。ですが、青城を勝利に導くために京谷の存在は不可欠と考えて及川。敢えてチームが混乱することを覚悟した及川が、自分の采配で京谷の実力を引き出すシーンに繋がります。
取るに足らないこのプライド 絶対に覚えておけよ
及川徹(17巻)
この名言は、及川徹が宿敵である牛島若利に反論したセリフです。
春高予選で烏野高校に敗退した及川は、試合会場のホールで白鳥沢学園の牛島に出会ってしまいます。中学時代から何かと因縁の有った二人でしたが、牛島は及川のセッターとしての能力を買っており、自分にトスをあげるため白鳥沢に入ることを勧めていたのです。その申し出を断り、青城に入ってからも牛島率いる白鳥沢に負け続けた及川。
牛島に自分の選択肢が間違っていると決めつけられた及川が、自分のバレーが何ひとつ終わってはいないことを断言した力強いシーンです。
才能は開花させるもの。センスは磨くもの
及川徹(17巻)
この名言は、春高宮城代表 準決勝で烏野高校と対戦していた及川徹のセリフです。
3セット目、互いがマッチポイントを奪い合う激しい試合の最中、及川はとある人物の言葉を思い出していました。自分の力を信じ進むことは、天才との差を嘆き諦めるよりも辛い。だからこそ、才能開花のチャンスは今日かもしれないが、無いと思ったら多分一生ない。
そうした思いでコートに立つ姿に、高く評価している監督でさえ見くびっていたのかもしれないと言わしめさせた、及川と言う人物の内面を知るシーンでした。
3年間ありがとう
及川徹(17巻)
この名言は、最後の公式戦終了後、青葉城西高校の体育館で及川徹が三年の仲間に叫んだセリフです。
春高の宮城代表を賭けて、準決勝で烏野高校に敗退した青城。本編では語られていないその後が、コミックス巻末に「番外編」として描かれていました。試合後、青城チームでラーメンを食べた後、三年生だけが体育館でバレーをしています。そろそろ帰る時間となった時、急に改まった及川。その様子を察した花巻を振り切った及川は、涙ながらに大声で三年の仲間に感謝の言葉を伝えるのでした。
ここでは試合に出ることもなかった三年選手も登場し、試合に負けたことで部活の終わりを突き付けられた切ないシーンとなっています。
まとめ
今回は「及川徹」の感動シーンの名言集とその解説をご紹介しました。
お気に入りの名言や名セリフは見る人によって変わります。
今回ご紹介していない「及川徹」のセリフの中には、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言・名セリフを見つけてみてください。