今回は人気作品である「めぞん一刻」の感動シーンの名言集とその解説を紹介していきます。有名な名言を中心に、作品を読んでみたくなるような、また読み直したくなるような名言をまとめています。みなさんが大好きな作品・キャラクターの名言シーンには、どのようなものがあるのでしょうか?
めぞん一刻の感動シーンの名言集10選とその解説
ご町内のみなさまーっ。私こと五代裕作は、響子さんが好きでありまーす。
響子さーん 好きじゃあああ
五代裕作 (1巻)
この名言は、五代祐作が酔った状態で叫んだセリフです。
五代は一刻館の管理人としてやってきた音無響子に一目惚れしてしまい、その想いをどうするかヤキモキしていました。
ある日、酔った勢いで真夜中の町内で、このセリフを大きな声で叫びます。
近隣住民が飛び起きてしまうほどで、もちろん響子も慌てて止めようとしますが、五代は彼女を抱きかかえて自分の部屋へと帰宅。
響子は襲われるのではないかと怯えるものの、結局五代はそのまま爆睡してしまうのでした。
結局二人には何もなく、響子は怒って殴りますが、ここから五代のことを「弟」というよりも「男」として意識していきます。
五代さんはね…私のことが好きなんです。
千草響子 (6巻)
この名言は、音無響子が八神いぶきに向けて放ったセリフです。
五代祐作にゾッコンのいぶきは、一刻館の部屋に押しかけてアタックするほど。
響子は五代への想いで揺れ動いている時期で、猛烈なラブアピールを間近でみると、このセリフを言い放つのでした。
しかし、響子が五代を好きであることを認めようとせず、いぶきは中途半端な態度に苛立ちを隠せません。
とはいえ、五代に他の女の子が寄ってくることを良しを思っておらず、相手が中学生でも嫉妬してしまうほど、五代への気持ちが強い様子が窺えます。
女ってのはな、金よりも地位よりも、愛されるのが一番しあわせだと思ったんだな…。
ゆかり (6巻)
この名言は、五代祐作の祖母であるゆかりが孫に向けたセリフです。
音無響子に惹かれているのは五代だけではなく、三鷹瞬という強力なライバルもいました。
三鷹は圧倒的に金持ちで、生活レベルの差に五代はショックを隠し切れません。
そしてある晩、ゆかり・五代・響子の3人で一緒に歩いていると、ゆかりは自身の過去話であるこのセリフを話します。
その後、響子に「愛情が同じだったら金を選べ」とオチをつけていますが、ゆかりは五代を励ますために行動したのだと窺えるセリフです。
好きじゃないふりして愛されようなんて、ムシのいい話だわ。
八神いぶき (8巻)
この名言は、八神いぶきが音無響子に対して言ったセリフです。
五代への想いを知っており、自身の五代への想いを誤魔化そうしている響子。
その態度にいぶきは苛立ちを隠しきれず、このセリフを面と向かって言いました。
しかし、響子には亡き惣一郎への想いも混在しており、まだ恋愛経験の浅いいぶきにとっては分かりようもない気持ちです。
後日、いぶきは響子の状況を知り、言い過ぎたことに反省しますが、同時にそれは彼女にとっての戒めにもなっています。
今日がだめなら明日も部屋をとります。その次の日もずっと…あなたが心を開くまで…ぼくは、部屋を取り続けます。乾杯。
三鷹瞬 (9巻)
この名言は、三鷹瞬が音無響子にプロポーズをした時のセリフです。
響子への想いを募らせていた三鷹は、彼女を食事に誘うことに成功し、そこでこのセリフを言いました。
しかし響子は三鷹の想いを受け取ることができず、どうすれば傷つけずに断れるかを考えており、次第に涙を流してしまいます。
響子の気持ちを見抜いている三鷹でしたが、心を開いて掴み取るまでは至りません。
辛い想いをさせてしまったことを謝り、キッパリと手を引く三鷹のスマートさが窺えます。
恋に破れるのがこわいんじゃない。このままじゃみんなウソになりそうで…こわい…
千草響子 (11巻)
この名言は、音無響子が複雑な心境をこぼしたセリフです。
響子は段々と五代祐作に惹かれていましたが、亡くした夫への想いがまだ残っていました。
新しい恋を始めるということは、本当に好きだった惣一郎への気持ちが偽物だったのではないかと恐れていたのです。
周りから新しい恋愛を始めても咎める者はいませんでしたが、五代と惣一郎の気持ちで葛藤し続ける響子。
五代のことを意識しつつも自分の気持ちすら整理できず、躊躇する心境を告白したセリフです。
ゆっくりとしあわせになりましょう。ぼくたちこれから…ずっと一緒なんだから…
三鷹瞬 (14巻)
この名言は、三鷹瞬が九条明日菜にプロポーズした時のセリフです。
まだ音無響子への想いを抱えていた三鷹でしたが、明日菜が「妊娠した」と告げると、しっかりと責任を取るために求婚するのでした。
2人は結婚することになりますが、幸せそうな明日菜に対して、三鷹はどこか神妙な表情を見せます。
なぜなら、明日菜からの妊娠報告は三鷹の愛犬・マッケンローと明日菜の愛犬・サラダとの間のものだったため。
この一件によって響子への想いを諦めざるをえませんでしたが、三鷹の男らしさとカッコよさを感じずにはいられません。
お願い…一日でいいから、あたしより長生きして… もう、ひとりじゃ、生きていけそうにないから…
千草響子 (15巻)
この名言は、五代祐作へのプロポーズに返答した音無響子のセリフです。
五代と惣一郎の想いで揺れ動いていた響子でしたが、ようやく気持ちに整理をつけてプロポーズを受け入れます。
言葉の一つひとつに響子の心境が現れており、惣一郎が亡くなってからずっと心のすき間を抱えていた様子が窺えるばかり。
そんな響子の返事を聞いて、五代もまた、「決して一人にしません」と固く誓いました。
後日、響子は惣一郎の遺品をけじめとして音無家へと返そうとしており、ここから彼女の想いを垣間見ることもできます。
やきもちやきで 早とちりで 泣いたり 怒ったり だけど その女が微笑うと…おれは最高にしあわせなんだ…
五代裕作 (15巻)
この名言は、五代祐作が七尾こずえを振ったあとのセリフです。
2人は付き合っていましたが、五代は音無響子への想いで溢れており、同時にこずえも求婚されていました。
ドタバタ騒動が起こるものの、五代とこずえは円満に別れます。
その間際、こずえは「好きな女ってどんな人?」と尋ねますが、五代はその時に応えることができませんでした。
五代は電車に揺られ、響子のことを想いながらこのセリフを呟きます。
どれほど響子のことが好きなのか、どれほど深く想っているのかがよく分かる、五代の名言の一つです。
あなたもひっくるめて、響子さんをもらいます。
五代裕作 (15巻)
この名言は、五代祐作が惣一郎の墓標で呟いたセリフです。
響子は五代との結婚を控えており、その前に惣一郎に2人のことを報告しに行きました。
しかしすでに五代の姿があり、惣一郎の墓標の前で響子との結婚を報告し、大切にしていくこと伝えます。
惣一郎のことを妬ましく思っていた事実だけでなく、亡くなった夫を想い続ける響子だからこそ惹かれたことを打ち明けるのでした。
ひっそりと五代の言葉を聞いていた響子は涙を流します。
五代が抱える響子への想いの大きさ、そして大切に包み込む優しさを感じられる名言です。
まとめ
今回は「めぞん一刻」の感動シーンの名言集とその解説をご紹介しました。
お気に入りの名言や名セリフは見る人によって変わります。
「めぞん一刻」には、今回ご紹介していないセリフの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言・名セリフを見つけてみてください。