今回は人気作品である「黒子のバスケ」の感動シーンの名言集とその解説を紹介していきます。有名な名言を中心に、作品を読んでみたくなるような、また読み直したくなるような名言をまとめています。みなさんが大好きな作品・キャラクターの名言シーンには、どのようなものがあるのでしょうか?
黒子のバスケの感動シーンの名言集10選とその解説
憧れてしまえば越えられない
黄瀬涼太(8巻)
海常対桐皇戦。黄瀬は海常のエースとして青峰と1on1を仕掛ける。
手ごわい青峰を止めることができない黄瀬は、必死に食らいつきながら勝つために青峰のバスケスタイルをコピーしようとしていた。
いくらコピーが上手い黄瀬とはいえ、無謀とも取れるそれを実現するために今までにも増して青峰の動きを観察する。
実は黄瀬がバスケを始めたのは青峰のプレーに惹かれたからだった。
そして自分がなぜいままで自分が青峰のコピーができなかったかを改めて自覚したときのセリフ。
この後の「だから 諦めるのはもうやめる」という覚悟を決めた黄瀬のセリフも合わさってより輝く名台詞です。
日本一を信じ切れないのはお前だろ
日向順平 (11巻)
一度はバスケを諦めようとした日向を連れ戻した木吉。
しかしそんな木吉自身が誰よりもキセキの世代に惨敗したトラウマを引きずっていると見抜いた日向がかけた言葉。
木吉から膝の故障で来年の一年しか一緒に戦えないと聞いた日向は、ならその年に日本一になってやろうと持ち掛ける。一番多く試合ができるのは一番最後まで勝ち残ったチームだから。
木吉が信じられないならオレが信じてやるからついてこいと語る日向は、まさしく誠凛高校バスケ部の主将と呼ぶにふさわしい姿だった。
もしかしたらオレ達とは全く異質の才能を秘めているかもしれない
赤司征十郎 (14巻)
黒子と青峰の中学時代の出会いを描いた回想で赤司が初めて黒子にかけたセリフ。
帝光中学バスケ部には部員数が多く、1~3軍まで区分がある。
青峰は1軍で黒子は3軍だったがバスケが好きという共通点から仲良くなった。いつか一緒に試合に立とうと約束するも、黒子の実力では2軍にすら上がれない。
黒子はついに諦めてバスケ部を辞めようとしていた。
しかし偶然通りがかった赤司に才能を見出され、幻の6人目として開花していく。
ミラージュシュートは誰にも触れない
氷室辰也(18巻)
誠凛VS陽泉の最終クウォーター。火神は氷室の消えるシュート、ミラージュシュートのネタに気づいた。
そして再び火神VS氷室になったとき、火神はシュート対策にワンテンポ遅らせてジャンプしようとする。しかしネタに気づいたことを氷室にバレていて、逆に遅らせて跳ぼうとしたことを利用されて得点を獲られてしまう。
火神を欺き、シュートを決めたときに氷室が言った言葉。
作中でキセキの世代や火神のようになれないと明言された氷室が努力の末に獲得したシュートなのだから、言葉の重みが違う。
ようこそ 帝光バスケ部一軍へ
赤司征十郎 (23巻)
一次は帝光中学バスケ部を辞めようとしていた黒子はなんとか退部を踏みとどまった。赤司からもらったヒントを頼りに自分だけの新しいバスケスタイルを模索していた。
そんな中ミスディレクションと出会い、ようやく正解を見つけた黒子は今のパスに特化するスタイルを編み出す。
そして見事特別昇格テストで認められて3軍からいきなり1軍へ昇格が決定する。
ついに念願の青峰と同じ1軍体育館に参加。そんな黒子を迎える主将の赤司が贈った言葉です。
あの…スミマセン黒子はボクです
黒子テツヤ (25巻)
帝光中過去編ラスト――キセキの世代全員がバラバラの学校に進学し、季節は春になった。
中学最後の試合でバスケの楽しさも勝利の意味も分からなくなり、一度はバスケを捨てようとした黒子。そんな黒子がもう一度バスケに戻り、門をくぐった高校こそが誠凛高校だった。
これは黒子が初めて誠凛バスケ部に顔を出したとき、1話で初めてしゃべったときのセリフ。
黒子たちの中学時代を最後まで見届け、そこから黒子のバスケ第1話に繋がるセリフです。
やり返さなきゃ気がすまない
葉山小太郎 (26巻)
誠凛対洛山の決勝戦、火神は開幕早々ゾーンに突入する。ゾーン状態の火神は誰にも止められず、怒涛の勢いで点を奪っていく。
火神とマッチアップは葉山。ドライブが得意な葉山だが、火神には3回も抜かれてしまう。
途中赤司とマークを交代するが、火神のゾーンが溶けると同時にマークも元通り。
再度火神に対峙した葉山が言い放ったリベンジ宣言がこのセリフ。
愛らしさもありつつ、どこか不気味さのような怖さも孕んだ葉山の印象的なセリフです。
ちょっとオレも攻めたい気分なんだ
木吉鉄平 (27巻)
誠凛VS洛山。日向は同じポジションで無冠の5武が一人、三渕と1on1を繰り返していた。
3種類のシュートを使い分ける三渕に日向は対応しきれない。ついに日向は三渕にシューターとして格下だと判断されてしまう。
そして日向はファウルを取られ、結果4点プレーをさせてしまった。
悔しさをにじませる日向を見た木吉がPGの伊月に言ったセリフ。
普段はゴール下でおおらかにチームをまとめることが多い木吉が闘志をむき出しにするという貴重なワンシーンです。
そうさ…オレだけで勝つんじゃない 仲間と戦うんだ…!!
火神大我 (30巻)
誠凛VS洛山もいよいよ大詰め。
覚醒した赤司の味方のポテンシャルを最大限引き出すパスによって誠凛メンバーは精神的にも体力的にもギリギリ。
しかし最後まで諦めず、火神は試合の中でゾーンを超えたゾーンに入るための鍵を見つける。あの青峰にすら開けられなかった真のゾーンの扉は仲間のために共に戦うという強い意思によって開くものだった。
これは覚悟を決めた火神が洛山へ言い放った名セリフ。
ここから火神と誠凛メンバーは恐るべきコンビネーションを発揮し、洛山に再度食らいついていく。
いいえまだです ボクは影だ
黒子テツヤ (30巻)
誠凛VS洛山、最終クウォーター。残り1.3秒を切り、誠凛が逆転できるラストチャンス。
黒子の手にボールが渡り、赤司はファントムシュートだと思い込んで入れさせないために全力を振り絞ってブロックしようとする。赤司にシュートを止められてしまう――かと思われた時に黒子が放った名セリフ。
自分の上位互換だと言われた黛を下し、最後は主人公が決めるのかと読者は思わされました。しかし黒子はあくまで『影』。
最後は光である火神に託し、火神はそのままボールをリングへ叩きつける。
幾度となく二人で決めてきたアリウープで優勝を決めるというラストゴールへの最高のアシスト。
まとめ
今回は「黒子のバスケ」の感動シーンの名言集とその解説をご紹介しました。
お気に入りの名言や名セリフは見る人によって変わります。
「黒子のバスケ」には、今回ご紹介していないセリフの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言・名セリフを見つけてみてください。