コートニーと俺がそんなにいかれていると思わない。ふたりとも、いままでの人生に愛を欠いていて、それをもの凄く欲している。だから、目指すものがあるとすれば、それはできる限りの愛情をフランシスに与えることなんだ。それなら悪いことにならないだろう
カート・コバーン
俺は自分が男性よりも女性に近いと感じる。少なくとも典型的なアメリカ人男性像よりはずっとね。ビールのコマーシャルを見れば、俺の言わんとしていることがわかるはずだよ
カート・コバーン
すごく幸せな気分だ。今日僕は友だちを見つけたから。彼らは僕の頭の中にいる
カート・コバーン
共感できる男の友達がまるでいなかったから、俺はいつも女の子と遊んでた。だからかもしれないけど、俺は女性が不当に扱われていて、社会的に抑圧されてると感じてた。ビッチとかヤリマンとか、そういう言葉が当たり前のように使われていることに違和感を覚えていたんだ
カート・コバーン
他の人たちの性格を少しずつ使って自分の性格を形成している
カート・コバーン
何でみんな叫ぶんだ?俺たちの中に、みんな何を見ているんだ?
カート・コバーン
フランシス、コートニー。俺は、これからは祭壇にいるから。コートニー、フランシスを頼んだ。俺がいなくなったら、もっともっと幸せに過ごすことができるフランシスの人生のために。アイラブユー。愛してる。
カート・コバーン
死ぬのは怖くない。死後には完全な安息がある。別の人間に生まれ変わることは、俺にとって最も輝かしい希望だ。
カート・コバーン
善と悪、男と女、その間に軋轢が生まれるのは、何の理由もなく他者を傷つけるような人間がいるせいだ。そういうやつらを死ぬほど痛めつけてやりたい、俺を突き動かすのはそういう思いだ。だから俺はマイクに向かって叫ぶ。俺にはそれしかできないから
カート・コバーン
俺はスターミュージシャンになる。そして自殺して、栄光の炎のなかで消滅するんだ。ジミ・ヘンドリックスのように
カート・コバーン
ラップミュージックは、パンク以降に誕生した最も革新的な音楽だと思う。手を出すつもりはないよ、俺にそんな才能はないから。優れたラッパーはいくらでもいるしね。でもヴァニラ・アイスみたいなやつには正直ムカつくよ。白人が黒人の文化をパクるっていう悪しき習慣は終わりにすべきだ。ラップミュージックはアフリカン・アメリカンのものであるべきだよ。彼らの方が何枚も上手だし、自分たちのものだと感じてるはずだからね
カート・コバーン
ドラッグは時間の無駄だ。記憶や自尊心、自負心にまつわるすべてのものごとを破壊する
カート・コバーン
酷い言い方だけど、最近は昔ほどバンドに夢中になれないんだ。昔は何よりもバンドが大切だったけど、今の俺には妻と子供がいる。今でもバンドのことは気にかけているけど、今は他にも守るべきものがあるんだ
カート・コバーン
だんだん消えていくくらいなら、激しく燃え尽きた方がましだ。覚えておいてくれ。消え去るより、燃え尽きた方がいいんだってことを
カート・コバーン
希望と思いやりに溢れたがんばり家の女神を妻に持ち、かつての自分に良く似た娘は愛や歓びに満ち、娘に善くしてくれる無垢な人たちみんな誰彼なくキスをする。そんなことがとりとめがつかないほどの恐怖感を与えるんだ。フランシスが自分のように惨めで、自棄で、やがて自殺するロック歌手になるなんて想像に耐えられない。
カート・コバーン
自分はゲイなのかもって思ったこともある。敢えて確かめようとはしなかったけど、そう考えると全部つじつまが合うような気がしたんだ。俺にはゲイの友達がいたけど、俺の母親は同性愛者を嫌悪していて、彼と親しくすることを許さなかった。やっと分かり合える男友達ができたと感じていた俺は、文字どおり身を引き裂かれる思いだった。俺たちは何でも話せる間柄だったんだ
カート・コバーン
自分だってみんなに嘘をつくの嫌だ。ただの一人も騙したくない。自分が考える最も重い罪とは、100%楽しいのだと嘘をつき、ふりをして、人を騙すこと。時々ステージに出て行く前にタイムカードでも押しているかのような気分にかられていたんだ
カート・コバーン
幸せボケするのは怖いね。でも俺は根っからのノイローゼ体質だから、これからも人が眉をひそめるようなことをやり続けるだろうな
カート・コバーン
パンクは音楽的自由だ。それは、言いたいことを言って、やりたいことをやって、弾きたいものを弾くってことだ。ウェブスター辞書を引くと、「ニルヴァーナ」とは苦悩・苦痛・外界からの解放とある。僕が思うパンク・ロックの定義と極めて近い
カート・コバーン
退廃に挑むことは若者の職務だ。
カート・コバーン