今回は人気キャラクターである「ジャイアン」の感動シーンの名言集とその解説を紹介していきます。有名な名言を中心に、作品を読んでみたくなるような、また読み直したくなるような名言をまとめています。みなさんが大好きなキャラクター「ジャイアン」の名言シーンには、どのようなものがあるのでしょうか?
ジャイアンの感動シーンの名言集10選とその解説
ほしいものは手に入れるのがおれのやりかたさ
ジャイアン (1巻)
この名言は、ドラえもんの秘密道具である『コンピューターペンシル』を使った際にジャイアンが言った言葉です。
『コンピューターペンシル』は、鉛筆型の秘密道具で、これさえあればどんなに難しいテストや宿題でもすぐ終わらせることができる代物です。ジャイアンは、この道具をのび太から奪い取ってテストで100点を取ります。
しかし、両親に不正がばれてこっぴどく叱られて泣きながらジャイアンは、『コンピュータペンシル』を返しに来るのでした。ジャイアンが悪いことを考えているときに、この発言をします。
心の友よ!!
ジャイアン( 11巻)
この名言は、ジャイアンの口癖の言葉の一つです。
例えば、ジャイアンの野球バットが折れてしまい、困り果てていた時にのび太が自分のいらないバットをジャイアンにあげると泣いて喜び「心の友よ!!」と叫びハグを求めたりします。
普段は、ガキ大将でのび太をいじめているシーンが多々見受けられるものの所々人情深いところが漫画やアニメで描かれています。だから、ジャイアンに対するファンはいなくならないんだと感じました。感動的なシーンでよく発言する言葉の一つです。
お前の物はおれの物、おれの物もおれの物…な!!
ジャイアン(12巻)
この名言は、ジャイアンが口癖のように言っている言葉です。
そのため、ジャイアンの名言と言えばこの言葉だと思う人も多いでしょう。しかし、このセリフはジャイアンのガキ大将っぷりを表した言葉ではありません。
『のび太のハチャメチャ入学式』にてこの名言の誕生秘話が描かれています。時はさかのぼり、のび太が小学校入学するときにランドセルをなくしてしまいジャイアンものび太と共にランドセルを探してやっとの思いで見つけたジャイアンがのび太に対してこの名言を言うのでした。俺は、お前のものも自分のもののように探してやるから安心しろ…と言っているようですね。ジャイアンは、この名言をいつも笑いながら言っています。
自分さえよければいいという考えはいけないと思うんです
ジャイアン (22巻)
この名言は、ジャイアンの発言の中で最も矛盾しているであろう言葉です。
ジャイアンと言えば、いじめっ子、ガキ大将というイメージですよね。のび太やスネ夫が持っているゲームが欲しかったらジャイアンは力づくで奪い取るのです。ドラえもんに登場するキャラクターの中で最も自己中な性格であろうジャイアン。
そんなジャイアンが発言するこの言葉。ほかのキャラクターが発言したら確かに…。となりますが、ジャイアンの場合は、え?となってしまいますね。ジャイアンのギャグっぽい発言です。
くじけるな!にいちゃんがついてるぞ。おもしろがらないやつは、泣かせてやる!!
ジャイアン(24巻)
この名言は、漫画家を目指そうとするも自分に自信を持つことができずにいたジャイアンの妹であるジャイ子に対するジャイアンの言葉です。
ジャイアンと言えば、ガキ大将のイメージがありますが妹に対しては優しい一面もあるのです。ジャイ子の漫画を面白がらなかったら泣かすのはさすがにやりすぎだと思いますが、ジャイアンなりの応援の仕方だと考えられます。
この名言を聞くと、ガキ大将のジャイアンから根はいいジャイアンへと見方変わりますよね。ジャイアンの感動的な名言の一つです。
おれの芸能生活もすでに長い……。 なぜフォンの中からクラブを作ろうという動きがもりあがらないのか……。
ジャイアン (33巻)
この名言は、ジャイアン自身音痴であることに気づかなくて話している言葉です。
ジャイアンと言えば、音痴な歌声ですよね。ですが、そんなジャイアンは自分が音痴であることに気づかずにのび太やスネ夫などの友人たちを半強制的にジャイアンリサイタルに連れて行っているのです。
この名言から勘違いしてほしくないのが、ジャイアンは、芸能活動をしているわけでもなく恐らく夢で芸能活動をしている夢を見て夢と現実の区別がつかなくなってこのような発言をしていると思います。この言葉を聞いて笑ってしまった読者の方も多いと思います。
のび太、力をかすぜ!
ジャイアン (35巻)
この名言は、不良に絡まれて一人で立ち向かおうとしているのび太に対するジャイアンの言葉です。
いつものび太をいじめてばかりいるジャイアンですが、本当にのび太がピンチの時は友達としていち早くに駆け付けるなど友達想いの一面があります。ジャイアンのいいところは、弱い者いじめだけではなく強いものにもしっかり向かっていくところが人として芯が通っていていいですね。
ただのいじめっ子ではなく、根はいいいじめっ子だからこそジャイアン人気が根強くあるんでしょうね!ジャイアンの感動的な名言の一つです。
だれだ!!夜中にへたくそな歌を…。おれの声だ。
ジャイアン (35巻)
この名言は、ジャイアンが寝ているときに録音してあった自分の歌声を聞いた時の一言です。
ジャイアンは、自分自身が歌下手であることを気付いていない描写が多いですが、歌が下手なのを自覚していたうえでジャイアンリサイタルを開催していたのか気になる方も多いと思います。
それとも、この時に初めて自分の歌が下手であることに気づいたんですかね。ジャイアンは、変に歌が上手くなるよりもずっとこの歌声のほうがいい気がします。
俺は歩く!のび太と一緒にな!
ジャイアン (大長編ドラえもん第1巻 のび太の恐竜)
この名言は、恐竜ハンターに恐竜のピー助を渡せば日本まで送り届けてやると言われた時のジャイアンの発言です。
このセリフの次に、こんな言葉が続きます。「俺がタケコプター落とした時、お前俺の手を離さなかったもんな!!」。
実は、以前この恐竜のピー助と旅をしている際にタケコプターを落としてしまったジャイアンをのび太は助けるという行動をとっており、そのことに対してオンに感じていたジャイアンはのび太の意見に賛同していたのでした。ジャイアンの行動って男気があふれていますよね。こちらも感動的な名言の一つです。
友達に助けを求められて、知らん顔なんてしてられるか!
ジャイアン (映画『ドラえもん のび太のアニマル惑星』)
この名言は、なんとピンチに陥ってしまったスネ夫に対してジャイアンが発言した言葉です。
ジャイアンと言えば、ガキ大将でいじめっ子で悪役と思われがちな人も多いと思います。ですが、ジャイアンは友達がピンチな時にはすぐ助けに行くし相手がだれであろうと立ち向かう男気溢れる少年なのです。
たとえ、相手が自分より強そうな相手だとしても決して逃げ出さずに立ち向かおうとする勇気はすごいですね。友達想いのガキ大将なのです。この名言も感動的な名言の一つです。
まとめ
今回は「ジャイアン」の感動シーンの名言集とその解説をご紹介しました。
お気に入りの名言や名セリフは見る人によって変わります。
今回ご紹介していない「ジャイアン」のセリフの中には、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言・名セリフを見つけてみてください。