草葉には 玉とみえつつわび人の 袖の涙の秋のしら露
(草の葉にあれば玉に見えても、世をはかなんで寂しく暮らす人の袖では涙だ、秋の白露よ)
学問の道は 抄出を宗となす
松の色は 西ふく風やそめつらむ 海のみどりを初入(はつしほ)にして
(松の色は、西から吹く風が染めたのだろうか。海の碧(みどり)を初入の染料にして)
自分の遺骸を牛にのせて人にひかせずに、その牛の行くところにとどめよ
このたびは 幣(ぬさ)もとりあへず手向山(たむけやま) もみぢの錦神のまにまに
(この旅は、御幣(ごへい)の用意もせずに手向山に来ましたが、錦のような紅葉を、どうぞ神様の御心のままになさってください)
都を離れてすでに百日以上になる、ずいぶんやつれた顔になったな、しかし、もう二度とこの土地にくることはなし、この井戸で私の顔をみることもあるまい
開法寺は国府の西にある
秋風の 吹き上げにたてる白菊は 花かあらぬか浪のよするか
(秋風が吹き上げている吹上の浜に立っている白菊は、花なのかそうではないのか、白波が寄せているのか)
その詩をおほめいただき賜った御衣はいまここ筑紫の地にある
わがたよる千早の宮のます鏡くもらぬすがたうつしてぞゆく
まとめ
今回は「菅原 道真」の名言・名セリフ集をご紹介しました。
お気に入りの名言や心に響く名言は見る人によって変わります。
「菅原 道真」の名言には、今回ご紹介していないものの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言を見つけてみてください。