運がすべてさ。わたしの人生における幸運は臆病者だったことだ。恐怖に対してすごく臆病だったのは運が良かったよ。だってヒーローは優れたサスペンス映画を作れないからね。
(スナックにいた客たちが「鳥が襲ってきた」ということを話しあう場面で、たまたま店の客の中に鳥類学者がいたというシーンについて)わたしはそこ(スナック)にやってくる必然性をそれらしく描いてみせることもできたわけだし、そのためには三シーンほど余計に撮ればよかっただろうけどね。でも、まったくつまらない三シーンになっただろう。
(懲罰を受ける時間を生徒自身が決めるというシステムについて)早朝でも昼休みでも午後でも夜でもかまわないのだが、少年にとっていちばん恐ろしいのはそれを自分で決めなければならないことだ。
わたしたちは、映画のシナリオを書くときに、まず、台詞と視覚的な要素をはっきりと区分し、つねに、できるかぎり台詞にたよらずに、視覚的なものだけで勝負することがかんじんだ。どんなふうに話を運ぶにせよ、最終的に観客が息をのむところまで確実に持っていかなければならないからだ
映画の長さは、ひとの膀胱がどれだけ我慢できるかということに直結させるべきだ。
自己盗用はスタイルだ。
わたしが思うに、映画俳優にとって必要欠くべからざる条件は、ただもう、何もしないことだ。演技なんかしないこと、何もうまくやったりしないこと。そして、とにかく、できるだけ柔軟性のある動きができること
汽車の時間に間に合うかどうかギリギリの所で駅に駆けつけるのが『サスペンス』。発車間際にその列車のステップにしがみつくのが『スリル』。ようやく座席に落ち着き一息ついたところで、行先が違うことに気づく。これが『ショック』だ
『らしさ』なんてものには私は興味がない
良い映画なら、音を消しても観衆は何が起こっているかはっきりと思い描くことが出来るだろう。
まとめ
今回は「アルフレッド・ヒッチコック」の名言・名セリフ集をご紹介しました。
お気に入りの名言や心に響く名言は見る人によって変わります。
「アルフレッド・ヒッチコック」の名言には、今回ご紹介していないものの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言を見つけてみてください。