努力がいつでも成功するとは限らない。だが、その場合には早くそれを悟り、その状況から抜け出すことだ。損失を最小限にとどめて、他のことに向かっていくのだ。マネジャーたる者は、押し流されてはならない
リーダーシップの質こそ、企業の成功をもたらす処方箋に含まれる最も重要な成分である。リーダーシップとは、共同の目的を遂げるために、他の人々をチームとして結束させ、自分のリードに従うように仕向ける能力である。リーダーシップは学ぶことのできるものだ。
野球選手が手引書を読んだだけではカーブを投げられるようにならないのと同様に、リーダーシップを学校で教わることはできない
人に命令するだけでうまくいくと信じてはいけない。自分もオールを持って、一緒に漕がなければならない。
実績はすべてであり、実績のみがすべてである。これがビジネスで変わらない大原則だと私は思う。実績のみが、君の自信、能力、そして勇気の最良の尺度だ。実績のみが成長する自由を君に与えてくれる。
良いアイデアというのは得難いものであり、最高経営者は創造力に富んだアイデアを歓迎し、育てる責任があると私はいつも考えていた。最高経営者は、一見突飛なアイデアに率先して予算や資金を割り当て、リスクを冒せる地位にある。少なくとも、そうあるべきだ。
真のリーダーは下の人々に、どんな理由からであっても、自分に近づくことを恐れさせないようにしなければならない。
企業であろうと教会であろうと探検隊であろうと家庭生活であろうと、そのマネジメントの良し悪しは、それが自ら設定した目標を達成するかどうかによって判断され、その目標が高ければ高いほど、良いマネジメントだと言える。実際、目標があまりにも低ければ、私はそれをマネジメントとは呼ばない。そんなことだったら誰にでもできる。
現実的な確固とした目的を定めること
数字が示す周辺を掘りはじめたとき、その人は初めてビジネスの真髄に触れる
経営者は経営しなくてはならない!経営者は経営しなくてはならない!経営者は経営しなくてはならない!何度言ったら、ほんとうにわかってもらえるのだろう? 経営者とは企業なり何なりを運営するマネジャーのチームを言う。経営するとは何かをなし遂げること。しなくてはならないとは、それをやり遂げなくてはならないということだ
終わりから始めなさい!ゴールを設定すれば、"成功するためにすべきこと"が見えてくるから
多くのビジネス戦略家が見過ごしがちなことは、屑物置き場が稼ぎ出す1ドルも、石油会社やコンピュータ会社が稼ぐ1ドルとまったく同じものだということだ。
最高経営者の第一の役割は、いわばチームのクオーターバックとして、ゴールポストはどこにあるか、そしてそこへ到達するにはどうするのが最善かをチームの全員に示し、しかるのちに率先してそのプレーへとチームを導くことだ。
本は最初から読み始めるが、ビジネスは逆だ。最後からはじめて、そこに達するためにしなければならないことをするのだ。
エグゼクティブとしてすることになっている仕事を本当にやっているなら、彼の机の上は散らかっているのが当然。
経験とは何か新しいことを発見し学び、能力の成長と蓄積をもたらすプロセスである。経験を意識的に探し求めなければならない。手を伸ばして掴み取らなくてはならない
私は経験から、会社の個性を決定するのは最高経営者だということを知っていた。彼の下にいる人々は彼の命令を遂行し、彼のやり方を模倣する傾向がある。彼がやることとそのやり方は、一種のファッションとなって下の階層の人々に模倣される。
企業家とは自分自身のために事業に携わっている人間として定義される。彼は事業を組織し、経営し、進んでリスクを冒す。平たく言えば、彼はすべてを賭け、大きな見返りのために大きなリスクを冒す人間である。賭けに勝てば報酬は途方もなく莫大かもしれない。負ければ何もかもおしまいだ。
良いアイデアというのは得難いものであり、最高経営者は創造力に富んだアイデアを歓迎し、育てる責任があると私はいつも考えていた。最高経営者は、一見突飛なアイデアに率先して予算や資金を割り当て、リスクを冒せる地位にある。少なくとも、そうあるべきだ