これは大学教育にも当てはまることで、先生が一方的に教えるのではなく、先生と生徒が互いに教え合い刺激し合う関係。教える側は教えているようで、実は教えられているんですね。教え授けると書く“教授”ではなく、共に授け合う“共授”。それを上海音楽学院で気づき、本当に感動したわけです。
(『昴(すばる)』誕生秘話として)引っ越し会社のスタッフたちと必死に荷造りをしていて、うちの中は荷物を詰めた段ボールでいっぱいという慌ただしい状況下で、突然メロディと歌詞が同時に降りてきたのです!
(名誉博士学位を授与された感想として)アジアでの音楽活動など、さまざまな経験を積んできました。そうした体験をもとに、現在は「音楽で自分ができることをしよう」と世界中で活動しているわけですが、それを母校も応援してくれていると感じて、本当にうれしいですね。身に余る光栄で心から感謝しています。
ぼくの授業は、教科書もないし、前例もないので、この2月の入学試験は面接のみにするつもりです。歌いたいものを歌う、伝えたいものを伝える、その志を聞いて、(合否の)判断をしたい
(『昴(すばる)』の歌詞に関するプレアデス星団との交信について)突然頭の中で声が聞こえてきました。日本語で「これからダイレクトですよ」と言われたのです。プレアデス星団からの問いかけは、性別や国籍を超えたフラットなトーン。私の頭の中で鳴り響くだけで、もし隣に坐っていたとしても、私以外の人には聞き取れません。問いかけに対する私の返答も、言葉を声に出すことなく、頭の中で行っています。
音楽をやりながらゴルフ部に入部。関西の新人戦に出ましたが散々で、ゴルフは向いていないことがわかり一年でやめ、音楽に専念することにしました
(今の若者はどのように映るかという質問に対し)僕のように人生の価値観が大きく変わるような出来事に遭遇すると、将来の指針のようなものが芽生えてくるんだと思います。そういった“スイッチ”を若者に与えてあげること。それが、われわれ大人が果たすべき役割なのではないかと思います。あとは、彼らがそれをどう活かすか…ですから。
心臓を止めてごらん。自分の意思でそれができますか。できないんですよ。実はわれわれは生きているんじゃない。生かされているんです。それがわかってくれば、生きる姿勢は変わります。
音楽をやってきた学生なので音楽のハウツーは知っていますが、僕の授業のハウツーはWHYから入るので戸惑いがあるかも。13の講義がありますが、7回目あたりから、いい詩を書くようになり、授業の流れがわかってきたようです
(昔カンボジアの難民キャンプを訪れた際に良くしてくれた人々がいた場所が襲撃されたとのニュースを聞き)「自分たちはなんて無力なんだ」と。それからは、肩肘張らずに活動しようと考えるように。あくまで自然体で、すべての人にやわらかい心で接すると、相手の心も喜びで満たされる。そんな気持ちでいま音楽活動を続けています。
まとめ
今回は「谷村 新司」の名言・名セリフ集をご紹介しました。
お気に入りの名言や心に響く名言は見る人によって変わります。
「谷村 新司」の名言には、今回ご紹介していないものの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言を見つけてみてください。