この年齢のファイターがどれだけ闘えるかをみせたい
私自身、リンドン・ジョンソン大統領によって救われた男だから、今度は昔の自分のような境遇に置かれた若者をサポートしようと考えたんだ。故郷であるヒューストンで、未来の見えない子供たちと関わってくことを決めた
28歳の時から伝道が本職。ボクシングはほんのアルバイトだった
ボクシングは愛しているが、ビジネスの一つだ。いい話があれば契約するがね
とても危ない。でも、いつも自信は持っていた。怖くもなかった。なぜなら、私は誰にも倒されたことがない。(キャリアで唯一のKO負けの)『ジャングルの決闘』は、自分に負けたようなものだったからね
幸いなことに私はセカンドチャンスを得られ、多少、他者からの注目を集めている。ここに来る子供たちは他者から勇気付けてもらいたいんだ。時間をかければ、大抵の子は心を開いていくよ
みんなは昔のジョージが帰って来ると思っていたんだろうけど、昔のジョージは(スタミナに)限界があった。でも、帰ってきたジョージには限界がなかった
隣人たちのために、出来ることを最大限やる。人間にとって当然のことさ
(現役復帰は)人生で一番難しい決断だった。でも、私の専門職はそれしかなかった
アリは体を密着させてくる作戦だった。かなりダメージを与えたけど、体を寄せてきて(決定打は与えられず)まるで『それは食らうものか』と言われているようだった。打ち合いに持ち込みたかったのだが、相手は乗ってこなかった。これがKOできなかった理由だ
野菜中心の食事にして健康を維持している
神がここにいる!
モハメッド・アリ、ラリー・ホームズといったかつての名王者は皆、復活に失敗した。彼らは自分にはもう時間がないのだと思い、先を急ごうとした。確かに彼らが引退した時に彼らの力はそこにあったし、だからそこから始めようとした。でも彼らは、自分がどうやってチャンピオンになったのかを忘れてしまったんだ。俺は彼らと同じ失敗はしない。最初に世界チャンピオンになった時と同じようにただ目の前の相手を倒し、最後の一人に世界チャンピオンが出てくるまで戦い続けるだけだ。
モーラー攻略本という著書が出せるくらいに研究した
「Be Father」(父になってやれ)
とにかく何歳になっても自分の夢を諦めてはダメだ。
教会やユースセンターに足を運べない人々にも言いたい。『幸せを見付けながら生きようぜ』って。もし、今日が辛い日だったとしても、いくらでも変えることはできる。今、困難に直面していても、別の日、別の週は、ベターな日を築ける。人生ってそういうものだよ。だから私は『Be Happy』って言うのさ。物事をネガティブに捉えたり、落ち込んでいても仕方ない。人は己の人生を踏み出さなきゃいけないのさ
今、私は非常に幸せな生活が送れている。起床し、小鳥の囀りを耳にすると心が平穏になる。青空を見上げ、音楽を鑑賞し、ダンスを踊る日もある。充実した人生というものを味わっているんだ。苦しい生活、辛い日々に耐えている人にも“生きる”ということを実感してほしい。
目的がはっきりしていれば苦しい練習に耐えることができる。
誰かが脇道に逸れたり、誤った決断をしないように勇気付けることが私の役目なのさ。幼い子がチョコレートを口に入れると微笑むだろう。そんな笑顔を引き出してやることが私に課せられていると信じている。だから、ジョージ・フォアマンの教会とユースセンターが大事なんだよ