誤りと無知とによって作られた幸福など、私は欲しくない。
いちばんいやらしい嘘は、いちばん真実に近い虚言だ
己の内に存在するものに忠実であれ
喜びをあらかじめ計画することをやめ、一瞬一瞬のもつ新鮮な驚きにひたろう
過ぎ去ったことを悔やむのはやめましょう。もう頁(ページ)はめくられてしまったのですもの。
罪とは魂を曇らせるすべてのものをいう
人の一生は長い旅行だ。書物や人間や国々を通ってゆく長い旅だ
偏見は文明の支柱である
幸福の思い出ほど幸福を妨げるものはない
私が願っているのは、はたして幸福なのだろうか、それともむしろ幸福への歩みなのだろうか
真実を探している者を信じよ。真実を見つけた者を疑え
嘘で固めた自分で愛されるよりも、本当の自分で嫌われた方が、気持ちがいいではないか。
家庭よ、閉ざされた家庭よ。私は汝を憎む。
目が見える人間は、目が見えるという事が、いかに幸せであるかを、ほとんど感じずに生きていく。
心というものは、使わずにおくと干からびるものである。
あらゆる瞬間を見逃さず、今までにない新しいものをつかみとれ。自分の好みにかまけてはならない。
木と草は、自分の子孫があまり自分のそばに生えないように気を配る。なぜならば、そうしなければ子孫のために窒息させられてしまうからである
あらゆる美徳は自己放棄によって完成される。果実の極度の美味は、果実が萌芽を求めていることにある
ああ!青春!――人は一生に一時しかそれを所有しない。残りの年月はただそれを思い出すだけだ
大芸術家とは、束縛に鼓舞され、障害が踏切台となる者であります