理性…それは神から賦与された選良の贈物。
絶えず明日の日は、目にも止まらずに忍び寄る。
不思議なものは多い。しかし人間ほど不思議なものはない。
強情が失策を生む。
不幸のうちにあっては、心は、平静になって初めて多くのことを見るものだ。
模作は文学の基礎である。
神の一撃を死すべき人間はかわせない。
たとえ身体は奴隷なるも、精神は自由なり。
人間の病気のうちで、必要ほど辛いものはない。
まことの友を捨てるのは一番大切な自分の命を捨てるのと代わらない。
苦労の種のない人は誰もいない。苦労の一番少ない人が最も幸せである。
己の家族を立派に治める者は、国家の出来事についても価値ある人物にならん。
1つの言葉が我々をあらゆる人生の重圧と痛みから解放してくれる。その言葉とは愛である。
実際、理に適った言葉というものは大きな力を持つものだ。
理論上、正しいことよりも、世間で通用することの方が真実である。
良からぬ行いからは、良い言葉は生じ得ない。
大方の人間をよくよく見ると、恥ずかしいことが見つかるでしょう。
決して羽振りの良い男の運命を、幸せと考えてはならない。その一生がつつがなく過ぎて、その道程を終えるまでは。
敵もいつかは友となりうると思いながら敵を憎み、友も敵になるかもしれぬと思いながら友を愛すべきである。
賢さがなければ、それだけいよいよ幸いとなる。