今回は有名な「加島 祥造」の名言をまとめてみました。聞いたことのある名言から、こんな名言あったの?といったものまで数多く紹介します!誰もが知っている偉人「加島 祥造」の名言・名セリフには、どんなものがあるのでしょうか?
加島 祥造とは
加島 祥造(かじま しょうぞう、1923年1月12日 - 2015年12月25日)は、日本の詩人、アメリカ文学の翻訳にて名声を得た後、壮年期より漢詩を経て老荘思想に大きな影響を受け、文筆のみならず絵画なども含めた幅広い創作活動や執筆活動を通して、西洋と東洋の双方を見渡す位置からタオイストとしての一貫した姿勢を私生活でも死去するまで徹底した。
翻訳関係の仕事では、訳書により、一ノ瀬直二、久良岐基一といった別名義を用いて活動しており、死後になって、関係者よりその事実が改めて説明がなされた。
加島 祥造の名言集
自然というのは、こんな激しい災害(東日本大震災)をもたらすと同時に、再生する優しい能力も持っている。あらゆる生物を育てる能力も持っている。人間はその自然と繋がり、ともに生きる存在なんだよ。
人間も、でっかい何かに繋(つな)がっているんだよ。アタマが分かんないだけで、きっとカラダは知っているんだと思う。
尖がらず(△)、角ばらず(▢)、転がっていく(〇)
いつまでも過去(悲しみ)を引きずっている自分を望んではいない。寂しさや恐れは、過去や未来にとらわれた自分から来る。
潜在能力から考えれば、どんな人も未知の可能性に満ちた面白い存在なんです
母親は、なるたけ子供は放っておくことさ。そして自分の好きなことをさせる。すると、社会へ出ても自分の方向にいく。
子供は健全だよ。「はじめの自分(自然の自分)」の割合が多いからね。大学、社会人と進むうちに「社会の自分」の比率が大きくなっちゃう。
世間が「よし」とか「だめ」とか言ったって、それが君にとって何だというんだね?
親も自分が育ったときに「怖かった」んだよ。だから、自分の子供は競争社会の中で、できるだけいいレールに乗せたい。教育もそのレールに乗っかっている。外れるのが恐怖なんだ。
「過保護」は一種の虐待なんだ。親は子供そのものを受け入れることが大切。自由な気持ちや、伸びてゆくものを受け入れてやるべきだよ。
求めない。すると改めて人間は求めるものだと知る。
最近のいじめの問題については、メディアが過剰に報道し、社会も過剰に反応している部分もあるんじゃないかと思っている。
「ダメな自分」であっても「ダメ」と決めつけないことだよ
自然に目を向ける。すると他の人の中にも見えてくる。自分のどこがアンバランスだったか分かるんだよ。
みんな、赤ちゃんのときは、素直で明るくて、善の性を持っていただろう?「はじめの自分」にはその人の命を助け、成長させるエネルギーがあり、受け入れると、安らいだ気持ちになれる。
求めないと自分に言うと、とたんに求めずにはいられない自分に気づく。それでいいんだ その気づきからすべては始まるんだ。その気づきがあって初めて、求めないの意味が分かりはじめるんだ。
30代、40代というのは、社会的にも家庭的にも責任のある地位に就く時期だから”ダブルの縛り”に遭うんだな。付き合う人もだんだんと、その”縛りの中だけ”になってゆく。
ボクは「都会の競争」から外れて田舎の教師(信州大学講師)になった。そのころは一番活躍していたから、みんなからは、「加島はバカだな」っていわれたけど。
ボクも30代、40代のころは(大学教授、翻訳家などとして)社会の中に入り務めも果たした。ただ、それは「競争社会での喜び」であって「生きている喜び」じゃないんだよ。
みんな競争に夢中になって、「負けまい、負けまい」と懸命に働く。会社のためにエネルギーの80%も使ってしまう。どうしてそんなに競争に勝つことばかり求めたがるのかな?恐らくレールから外れるのが「怖い」からだね。でも、そんな生活を続けていると、肉体的にも精神的にも疲れる。50代、60代になれば、「空っぽ」の人生になってしまうんだよ。