旅は出張と違い、性格があり、気風があり、個性があり、独自性がある。
窮乏は思想への刺激となり、思想は行動への刺激となる
それが真実であり、また我々の真実であると感じないかぎり、物語には力がなく、続いていくこともできない。
執筆において習慣は、意志の力やインスピレーションよりもずっと強い力であるようだ。
言葉を持たぬ者は、考えを持たぬ者である。
人間は、この宇宙における、有機物、無機物を問わず、ほかのどんなものとも違って、自分の創り出すものを超えて成長し、自分の考えの階段を踏みのぼり、自分のなしとげたもののかなたに立ちあらわれるものだ。
人が旅をするのではなく、旅が人を連れて行くのです。
人間は、唯一の罪深い動物である。
人であることには、責任というものがある。それはただ、空気がある場所を専有している以上のことなのだ。
財が少数のものの手によって蓄えられると、それは奪い去られる
光の街があるなどということは嘘だ。世界が一つのかがり火になるなどということはない。すべての人が自分の火を持ってるだけ、孤独な自分の火を持っているにすぎない
本というのは最良の友だ。情報を提供し、楽しませ、口答えをすることがない。
そもそも生きることは、傷を持つことだ。
あらゆる戦争は、考える動物としての人間の不成功な症状である。
新聞は世界中で一番便利なものだ。読むことはできないが、他のことになら何にでも使える。
あちこち動きまわらないと、あれもこれも考えはじめるものだ。
個々の人間の自由な探究心は、世の中で最も価値あるものだ。
善人だ、と人に言われる人間には、思慮分別なんかいらない。利口者に善人何ぞいるわけはないのだ。
凡才だけが、批判を免れる。
偉大で貴重なものすべては、孤独なのである。