引用元:京都賞
今回は有名な「ジョン ケージ」の名言をまとめてみました。聞いたことのある名言から、こんな名言あったの?といったものまで数多く紹介します!誰もが知っている偉人「ジョン ケージ」の名言・名セリフには、どんなものがあるのでしょうか?
ジョン ケージとは
ジョン・ミルトン・ケージ・ジュニア(John Milton Cage Jr.、1912年9月5日 - 1992年8月12日)は、アメリカ合衆国の音楽家、作曲家、詩人、思想家、キノコ研究家。実験音楽家として、前衛芸術全体に影響を与えている。
独特の音楽論や表現によって音楽の定義をひろげた。「沈黙」を含めたさまざまな素材を作品や演奏に用いており、代表的な作品に『4分33秒』がある。
ジョン ケージの名言集
うつろな空間やうつろな時間ほどのものはない 常に見るべきもの,聞くべきものがあるからだ 現に,いくら沈黙を作ろうとしたって,私たちには作れない
私達が本当になにものも所有しなくなったとき、そこに詩があるんです
私は一つの活動から他の活動へ向かうとき、最初の活動の記憶を残しておかないようにしています。自分を閉ざさないために、何らかの価値や判断の奴隷とならないためにね。それは私達をゼロへと突き落とす跳躍でもあるのです。
あらゆるものが規格化され、繰り返されている現代の文明において、重要なのは、一つのものからその複製へと向かうときに、忘れることです。もしこの忘却という力を持たなかったら、私達は同一なものの雪崩に押し流され、埋もれていたでしょうね。
音楽の素材は音と静寂だ。作曲とはそれらをまとめ上げることである。
私達は勇ましさの意味も見失ってしまった。それは他人に対して、華々しく戦うことではありません。おそらくニクソン大統領が考えているように戦闘に勝つことではないんです……。自らのいる境遇を受け入れるときにこそ勇ましさがある。そうなんです。
私達が感情を大事にし、感情を強めていけば、世の中は危険な状態に陥るでしょう。まさに現在、社会が囚われているような状態にね。
過去の素晴らしい発見のほとんどは、「雇われていない人達」から出て来ているみたいなんですよ。つまり、雇われている人達というのは、上から言われたことしかしない傾向があるんです。
何かが美しいと思えない時、私がまず自問するのは、なぜそれが美しくないと思うのかだ。すると、すぐさま理由などないことが分かる
私には人々がなぜ新しいアイデアを怖がるのか、理解できない。私は古いアイデアが怖い
何でも音楽として聴けば音楽になる。
レコードの次元では、作品の空間的な性質さえも条件として尊重されません。レコードではあらゆる音が似通っており、等距離に聞こえますよね
様々な芸術は伝え合うのではなく、互いに話し合っている、それらが互いに無関係であればあるほど、対話はより有効なんです
私は共同作業には常に情熱を感じてきました。それは、エゴの習性を一掃するという偶然からの要求にも適った方法なんです
恐らく、音楽と貧乏の間には何らかの関係があるんです。私達の楽団にありきたりでない楽器が含まれていたのは、私達が貧乏だったからでしょう。ドラやウッドブロックを時々借りる事しかできませんでしたから。もし私が裕福だったら、もっとありきたりな楽器を使っていたでしょう。
私が「多様な一」と呼んでいるものは、二元性に陥ることはなく、また一という数にも戻りません。あなたは一と二の間にいます。選ぶことはできないんです。すべてが一度に―時間的同時性という意味でやって来ます。それこそ鈴木大拙が非二元論と呼んでいるものなんです。
一つの周期的リズムに多少とも結びつけられている音を聴くとき、私達は必然的に音そのものとは別のなにかを聞いているのです。音そのものではなく、音が組織されているという事実を聞くことになります。禅では非組織、つまり音自体にとってありのままの音への回帰がありますね
欧州では、人々が絶えず自分の傘を開こうとする傾向にあることもまた確かですね。人々は文化から降ってくるものを好まず、真の文化的純粋性に行き着くと信じているのです。それは疑いもなく幻想なのですがね
私が比較的名前を知られているのは、年齢のせいだと信じているんですよ。ソローを見てごらんなさい。彼は44歳で死にました。彼の作品は、ずっと後になってからしか理解されなかった。死後に有名になった例は、数えきれないほどありますよね。幸いにも私は今まで生きてこられた。
聴衆はいつも理解すべきものがあると思っている。作曲家が本当になにかを予見していると思いこんでいるんです