自分に才能を与えてくれるなら、寿命を縮めてもいい
自分にも同じものが何処かにある、それを眼覚まされる。精神がひきしまる。こうしてはいられないと思う。仕事に対する意志を自身はっきり感ずる。
詩を失ったリアリズムとは、無私な観察というものの過信による文体の喪失である。独特の文体を持たぬ作家の観察という様なものが一体何んだろう。そんなものを誰も文学から期待しやしない。
大地を一歩一歩踏みつけて、手を振って、いい気分で、進まねばならぬ。急がずに、休まずに
更にそこから生まれるもののなき博学はくだらない。知識のコレクションに過ぎない
自己嫌悪がないということはその人が自己を熱愛することのない証拠である。自己に冷淡であるからだ
誰にでも天賦はなにかしらある。これをやるために生まれてきたみたいな何かが。なかなか見つからないけど、それを見つけたら、焦ることはない。
観察された或る事実が、動かし難い無二の現実性を帯びる為には、観察者のその時一回限りの感動というものに、その事実が言わば染色されていなければならない。
素人か玄人かは、その仕事に対する作者の打込み方の相違だ
仕事は手段にあらずして目的だ
自分を熱愛し自分を大切にせよ
人知におもいあがっている人間はいつかそのためむごい罰をこうむる事があるのではなかろうか
読んだだけ、聞いただけがただ残っていくという意味の物知りがいる。これは知恵というものにはならない
自由な、調和のとれた、何気ない、殊に何気ないといふことは日常生活で一番望ましい気がしている
まとめ
今回は「志賀 直哉」の名言・名セリフ集をご紹介しました。
お気に入りの名言や心に響く名言は見る人によって変わります。
「志賀 直哉」の名言には、今回ご紹介していないものの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言を見つけてみてください。