一粒の米を二つに割いても、喰はざずには置かぬぞ、安心しろ。
宮島は是(博打)にて立つと云ふ事なり、面白からぬ事なり
死ぬ気になって致せば、生きることも出来、もし死にたくない、危ない目に遭ひたくないといふ心があらうなら、それこそ生きることも出来ず。
欲の一字より、迷いのさまざま、心をくらます種となり。終りは見を失ひ、家をも失ふにいたるべし
自分の心を責め候ては、一つも立つ所なく
何でもよい、ひとつ上手であればよいものだ
英雄事を為すに 豈縁無からんや
不遇を憤るような、その程度の未熟さでは、とうてい人物とはいえぬ
人間はどんなに偉くとも、人情に通ぜず、血と涙が無くては駄目だ
只々、一心正真に真実つくすが身の守り、此の言、夢々忘るべからず
天下になくては成らぬ人になるか、有ってはならぬ人となれ、沈香もたけ屁もこけ。牛羊となって人の血や肉に化してしまうか、豺狼となって人間の血や肉をくらいつくすかどちらかとなれ。
そう、そんなに人の言うことは聞かぬが、然し、聞くようなことなら聞きましょう。
面白いだけのことで本を読むのであれば、いっそ本を読まずに芝居か寄席へでも往くがよい。
母鶏の卵を愛するや、寝食を忘れて、これを覆翼し、寸時も体を離さず。人の身を慎み、志を持するものは、すべからく彼の如くなるべし
人間というものは、棺桶の中に入れられて、上から蓋をされ、釘を打たれ、土の中へ埋められて、それからの心でなければ何の役にも立たぬ。
わしの首を斬り、三万両を添えて岩村(新政府軍軍監)に届けよ。そうすれば我が藩は無事に済むかもしれない
天に雲なく、風も止む。月、愛す可し
学問して、長く形勢を見たき事なり。
有才の人、徳なければ人服さず、有徳の者も才なければ事立たず
戦争はしたくないものだ