西暦1900年代の偉人

【坂口 安吾】の名言集|名言まとめドットコム

粋や通なるものから血の通わぬ名人芸は生れるかも知れないが、本当に民衆の血とともに育つ一流の芸術は生れない

私は弱者よりも強者を選ぶ。積極的な生き方を選ぶ。

中立などというものは議会政治の邪魔者に過ぎない

恋愛は、言葉でもなければ、雰囲気でもない。ただ、すきだ、ということの一つなのだろう

単に、人生を描くためなら、地球に表紙をかぶせるのが一番正しい。

人生はつくるものだ。必然の姿などというものはない。

強制せられたる結果とは云え、凡人も亦かかる崇高な偉業を成就しうるということは、大きな希望ではないか。大いなる光ではないか

大体に於いて、極点の華麗さには妙な悲しみが付きまとう。

問題は、伝統や貫禄ではなく、実質だ

最後のギリギリのところで、孤独感と好色が、ただ二つだけ残されて、めざましく併存するということは、人間の孤独感というものが、人間を嫌うことからこずに、人間を愛することから由来していることを語ってくれているように思う

残虐なのは戦争自体であって、原子爆弾には限らない。戦争と切り離して原子爆弾一つの残虐性を云々するのが不思議ではないか。

能の舞台を見たいとは思わない。もう我々には直接連絡しないような表現や歌い方を、退屈しながら、せめて一粒の砂金を待って辛抱するのが耐えられぬからだ

いくら、なんでも、とにかく、大らかな心を忘れたもうな。自分の生活の中から、ハッキリした自分の言葉を選び、自分の言葉で物を言うことを覚えたまえ

孤独は、人のふるさとだ。

見るからに醜悪で、てんで美しくはないのだが、人の悲願と結びつくとき、まっとうに胸をうつものがある

自分がこうだから、あなたもこうしろという思いあがった善良さは、まことに救いがない。善人の罪というものは、やりきれないものだ

すぐれた魂ほど大きく悩む。

要するに、生きることが全部だというより他ない

男女の関係に平和はない。人間関係には平和は少ない。平和をもとめるなら孤独をもとめるに限る

夫婦は愛し合うと共に憎しみ合うのが当然である。かかる憎しみを恐れてはならぬ。正しく憎み合うがよく、鋭く対立するがよい

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