戦争を起こすのは、私たち自身です
劇作家の仕事は、どのように時間を捕まえるかという時間論として展開しなければなりません。
全部わかって書いている──これぐらい、つまらないこともありません。それなら、書かないで頭の中で考えて、あっ全部できたと、もうそれで終わればいいんです。
劇場で我を忘れるひとときだけ、その時間の支配から逃れられる
男を言い表すのに「可憐虫」という言葉があることからも明らかなように、男…あるいは亭主なるものは地べたを這いずり回る虫さながらに、可憐で哀れな存在ではないだろうか……
人間の身体を使う演劇にはかるがると国境を越える力があります。
目先のよく見えるお道化者は、決して頂上を極めてやろうなどという野望は抱かない。またどうしても己が野望を実現したいと思うときは、別のものになって再登場する。
良い芝居をやった時の僕らの幸せというのはちょっと類がない。お客様たちがゆっくりゆっくり、名残惜しそうに、おたがい無言で別れを交わしながら、「もう二度と会えないかもしれないけど元気でね、今日はよい晩でしたね、奇跡的な晩ですね」と帰って行く。
どんなお説教も現実では役に立ちませんが、でも一つのいい芝居で人間の精神の根幹を変えられるんです。
現代はあらゆる面で新しいバランスを模索している時代だと思います。早めに今までと違う次元、違う生き方を発見していかないと、この地球では少数の人々しか生きていけなくなってしまう
まとめ
今回は「井上 ひさし」の名言・名セリフ集をご紹介しました。
お気に入りの名言や心に響く名言は見る人によって変わります。
「井上 ひさし」の名言には、今回ご紹介していないものの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言を見つけてみてください。