真実は全体である。
世界を合理的に見ている人にとって、世界はその順番に合理的な側面を提示する。関係は相互にある。
近代国家の本質は、特定のものの完全な自由の普遍性、そして個人の福祉との結合である。
客観的な意志と主観的な意志は、その後調和し、同一で同質の全体を提示する。
民主主義国家は家父長制ではない。
物事の起源がどこにあるかは完全に無関心な問題であり、唯一の問題は、「それ自体が真実かどうか」ということである。
抽象を現実に定着させることは、現実を破壊することである。
あらゆる思考は一般化であり、一般化というのは思考の特性である。何かを一般化することは、それを思考することを意味するのである。
天才を知る者は天才である
誰かが奴隷なのは、彼自身の意志のせいであり、ある民族が他国の足かせのもとに置かれるのも、同じくその民族の意志のせいである
英雄の従者にとって英雄なる人はひとりもいない。というのは、英雄が英雄でないからではなく、従者が従者であるゆえんだからだ
自由な人間は決して妬まない。彼は偉大なものを喜んで受け入れ、そうしたものが存在することが、うれしいと喜ぶ
真理をめぐる重要な点は、真理を実体としてでなく、主体としてもとらえ表現することである
この世で情熱なしに達成された偉大なことなどない
新しい進歩には怖さあり
理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である
人格とは、高いものと低いものが一つになったものである。
人格には無限なものとまったく有限なもの、一定のはっきりとしたけじめと、けじめのまったくなさとが統一されている。
人格の高さというのは、この矛盾を持ちこたえることである
早起きして、新聞を読むことは、現実主義的な朝の祈りである
我々が歴史から学ぶことは、人間は決して歴史から学ばないということだ
世界歴史は自由意識の進歩である