此れ、気を治むる者なり
将に五危あり。必死は殺され、必生は虜にされ、忿速は侮られ、廉白は辱められ、愛民は煩さる。
勝つべからざる者は守なり
鳥の起つ者は伏なり。獣のおどろく者は覆なり。塵高くして鋭き者は車の来たるなり
利に合えば動き、利に合わざれば止まる
夫れ呉人と越人との相悪むや、其の舟を同じくして済りて風に偶うに当たりては、其の相い救うや左右の手の如し
主は怒りを以て師を興こすべからず。将は慍(いきどお)りを以て戦いを致すべからず
百金を愛(おし)んで敵の情を知らざる者は、不仁の至りなり
智者の慮は必ず利害に雑(まじ)う
敵の一番大切なところを討つことが、すなわち、戦を有利にすることだ
百戦百勝は善の善なるものに非(あら)ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは、善の善なるものなり
凡そ用兵の法は、国を全うするを上となし、国を破るはこれに次ぐ
之を知るものは勝ち、知らざる者は勝たず
兵は拙速なるを聞く
実力行使ではなく、話し合いで敵を手中に収めることが最善である。
将軍の事は、静にして以て幽、正にして以て治まる
国のために命を懸けて敵地に潜入している諜報員には十分な報酬と地位を与えなさい。
戦争では、相手を傷つけずに負かすのが最上の勝ち方である。相手を傷つけて倒すのは、それ以下、つまり褒められない
君主や将軍は、感情的なことで争いを始めてはならない。
戦争は命のやりとりになるので、一時の怒りで始めるのは良くない。理論的に考えて、戦争をするかやめるかを決めるべき。
まとめ
今回は「孫武」の名言・名セリフ集をご紹介しました。
お気に入りの名言や心に響く名言は見る人によって変わります。
「孫武」の名言には、今回ご紹介していないものの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言を見つけてみてください。