もしもすべての人が、互いに何を語り合っているかを知ったならば、この世に友は4人といないであろう。
世論はいわば世界の女王であるが、力は世界の暴君である。
我々が本当に愛するのは、人間そのものではなくて、人間のもっている特性ということになるのである
恐れる者は恐れることなかれ。だが恐れぬ者は恐れよ。
感覚は、偽りの見せかけで理性をたぶらかす。
クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史は変わっていただろう。
神を感じるのは心情であって、理性ではない。信仰とは、そのようなものである。
進歩によって完成することは、すべて進歩によって滅びる。
神が存在するということは不可解であり、神が存在しないということも不可解である。
無知をおそれてはいけない。偽りの知識を恐れよ
我々は現在についてほとんど考えはしない。
たまに考えることがあってもそれはただ未来を処理するためにそこから光を得ようとしているに過ぎない。
現在は決して我々の目的ではないのだ。過去と現在は我々の手段であって未来のみが目的となる。
人からよく言われたいと思うのならば自己のよいところをあまり並び立てないことである。
自己を罪人だと思っている善人がおり自己を善人だと思っている罪人がいる。人間にはこの二種類しかない。
我々は理性によってではなく心によって真実を見ているのだ。
欠陥に満ちていることはひとつの悪である。しかし欠陥に満ちていながらそれを認めようとしないのはより大きな悪となる。
人は多くの場合他人と異なるだけでなくその時々で自分自身と異なっていることが多い。
人間の営みはすべて幸福をつかむためである。
隠れた高潔な行いは最も尊敬さるべき行為といえよう。
進歩によって完成することはすべて進歩によって滅びると思っておきなさい。
すばらしい英知は極度の無知と同じく狂愚として非難されることになる。