執筆しない物書きは、狂気を求める怪物です。
人間には他のあらゆる罪悪がそこから出てくる二つの主な罪悪がある。すなわち短気と怠惰。
愚かさによってのみ、彼らは自分に自信を与えることができるのだ。
真の道は一本の綱の上に通じている。その綱は空中に張られているのではなく、地面のすぐ上に張ってある。
渡って歩くためよりは、つまずかせるためのものであるらしい
真実のない生というものはありえない。真実とは多分、生そのものであろう。
あるのは目標だけだ。道はない。われわれが道と呼んでいるのは、ためらいに他ならない。
精神の世界以外には何も存在しないという事実、これがわれわれから希望を奪い取って、われわれに確信を与える。
結婚はしてもしなくても後悔するものである。
自分を傷つけたり、刺したりするような本だけを読むべきだと思う
二人でいると、彼は一人のときよりも孤独を感じる。誰かと二人でいると、相手が彼につかみかかり、彼はなすすべもない。
一人でいると、全人類が彼につかみかかりはするが、その無数の腕がからまって、誰の手も彼には届かない
ずいぶん遠くまで歩きました。五時間ほど、ひとりで。それでも孤独さが足りない。
まったく人通りのない谷間なのですが、それでもさびしさが足りない
人間の根本的な弱さは、勝利を手にできないことではなく、せっかく手にした勝利を、活用しきれないことである
とかく作品そのものは、底の知れない悪作です。その悪作である理由を一行ずつ証明してあげることもできます
すべてお終いのように見えるときでも、まだまだ新しいカが湧き出てくる。
それこそ、おまえが生きている証なのだ。もし、そういうカが湧いてこないなら、そのときは、すべてお終いだ。もうこれまで
浴場でのぼくの姿、裸のぼくぼ痩せていること。浴場では、ぼくはまるで孤児のように見えます
どんな宗教によっても救われることはなかった。ぼくは終末である。それとも始まりであろうか
避けようとして後ずさりする、しかめっ面に、それでも照りつける光。それこそが真実だ。ほかにはない
ぼくの病気は心の病気です
僕には、いい成績をとりたいという気持ちがなかった。落第さえしなければ満足だった
ぼくは、ぼくの知っている最も痩せた男です。
体力はないし、夜寝る前にいつもの軽い体操をすると、たいてい軽く心臓が痛み、腹の筋肉がぴくぴくします