男女の間では友情は不可能だ。情熱と敵意と崇拝と愛はあるが、友情はない。
私は信条より人間を好む。そして、信条のない人間をこの世でもっとも好む。
若い人たちは誠実になろうと欲するが、そうはできない。老いたる人たちは不誠実になろうとするが、そうはできない。
我々男が女を愛するときに、女の弱さも、あやまちも、不完全さも、ちゃんと知りつくした上で愛するんだ。
いや、それだからこそいっそう愛するのかもしれない。愛を必要とするのかもしれない。
愛を必要とするのは完全な人間じゃない。不完全な人間こそ、愛を必要とするのだ。
不正よりもなお困ったものがひとつだけある。それは、手に剣を持たぬ正義だ。
すべての女性は彼女の母親に似るようになる。それが女の悲劇だ。男は彼の母親の思い通りにならない。それが男の悲劇だ。
僕は彼女が大好きだが愛してなどいない。一方彼女は僕を熱烈に愛しているがそれほど好きではない。
拙劣な詩はすべて本当の感情から生まれる。
人は自分の最も悪い習慣でさえ失うことを残念がる。おそらく、最も残念がるだろう。
なぜなら、それこそがその人の人格の本質的な部分であるからだ。
軽薄な者だけが自らを知る。
女は運を試すのだし、男は運を賭けるのだ
道義心と臆病は実は、同じ事だ
経験とは、皆が失敗につける名前のことだ
現代は労働過剰で教育不足の時代だ。人々は勤勉になるあまり、完全に知性を失っている
愛の謎は死の謎よりも偉大である
本心を言えないような友情の美点とは何か?誰だっていいことを言ったり喜ばせたり、お世辞を言ったりできるのだ。
でも真の友人はいつも不快なことを言って、痛みを与えるのもいとわない
人々が私に賛成するときはいつも、私は自分が間違っているに違いないと感じる
人間は自分の敵を選ぶことにあまりにも不注意だ
自分を愛することは、一生のロマンスのはじまり
人間のことを善人だとか、悪人だとか、そんな風に区別するのは馬鹿げたことですよ。
人というのは魅力があるか、さもなければ退屈か、そのいずれかですからね