引用元:心を輝かせる名言集
今回は有名な「宮本武蔵」の名言をまとめてみました。聞いたことのある名言から、こんな名言あったの?といったものまで数多く紹介します!誰もが知っている偉人「宮本武蔵」の名言・名セリフには、どんなものがあるのでしょうか?
宮本武蔵とは
宮本 武蔵(みやもと むさし)は、寛永20年(1643年)に数え年60歳となり、生年は天正12年(1584年)となる。
美作生誕説は、吉川英治の小説『宮本武蔵』などに採用されたため広く知られ、岡山県および美作市(旧大原町)などは宮本武蔵生誕地として観光開発を行っている。
江戸後期にまとめられた『小倉宮本家系図』、並びに武蔵を宮本氏歴代年譜の筆頭に置く『宮本氏正統記』には天正10年(1582年)に生まれ、正保2年(1645年)享年64で没したと記されている。
江戸時代初期の剣術家、兵法家、芸術家。二刀を用いる二天一流兵法の開祖。
本姓は藤原氏[注釈 2]、名字は宮本、または新免。幼名は辨助[注釈 3](べんのすけ)、通称(百官名)は武蔵、諱は玄信(はるのぶ)である。号は二天、また二天道楽。著書『五輪書』の中では新免武蔵守・藤原玄信と名乗っている。
参考:Wikipedia
宮本武蔵の名言集
成長したい時に見る名言9選
我、神仏を尊びて、神仏を頼らず。
武士といえば、常に死ができている者と自惚れているようだが、そんなものは出家、女、百姓とて同様だ。
武士が他と異なるのは、兵法の心得があるという一点においてだけだ。
役に立たぬ事を、せざる事。
身を捨てても名利は捨てず。
我、事において後悔せず。
じっくりと構え、兵法を修行することは武士の役目と心得て、今日は昨日の自分に勝ち、明日は自分より下の者に勝ち、
後には上手に勝つというように考え、修行して、少しも脇道に心引かれないように心がけるべきである。
道というものには、学者・僧侶・茶人などの風流者・礼法家・能役者などの道があるが、これらは武士の道ではない。
武士の道ではないけれども、これらの道を広く知れば、それぞれに納得するものがある。
いずれも人間は、それぞれの道々によく研鑽を積むことが肝要である。
太刀を執るということは、何としても敵を切るということなのである。
受けようと思い、張ろう、当たろう、粘ろう、触ろうと思うから、切ることができないのである。
何事も切るための切っ掛けと考えることが肝要である。よくよく吟味しなければならない。
武将も兵卒も武器を好き嫌いするのはよくない。使うときに工夫が大切である。
勇気が欲しい時に見る名言10選
打ち込む態勢をつくるのが先で、剣はそれに従うものだ。
空を道とし、道を空とみる。
身を浅く思ひ、世を深く思ふ。
多数の人間と戦う時は、こちらが待っていてはいけない。
敵が四方から攻めかかってきても、むしろ、こちらから、一方へ追い回す心で向かっていくべきである。
待っていてはいけない。こちらから強く切り込み、敵の集団を追いくずし、切りくずしていくのである。
武士は己を知る者のために死す。
何ごとも勝つということは、道理がなくて勝つことはできない。
物事において余るのは足らないことと同じである。よく吟味すべきである。
「四手を離す」とは、敵も自分も同じ気持ちで張り合う状態になっては、戦いは決着がつかないということである。
張り合う状態になると思ったら、すぐに戦法を変え、別の手段で勝つことを知るのである。
心に片時も兵法のことを忘れず、正しい道に励めば、技術的にも勝ち、ものを見る目において人に勝ち、
また、鍛錬によって全身が自由自在になるので、身体的にも人に勝ち、さらにこの兵法に馴れ親しんだ心であるので、精神的にも人に勝つ。
この境地まで到達すれば、どうして人に負けるということがあろうか。
一道万芸に通ず。
落ち込んだ時に見る名言13選
心、常に、道を離れず。
初めの少しのゆがみが、あとには大きくゆがむものである。
一理に達すれば万法に通ず。
一生の間、欲心を思わず。
千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬となす。
何れの道にも、別れを悲しまず。
逃げるが勝ち
書物を読むばかりでは兵法の道に達することはできない。
この書に書き付けたことを、自分自身のこととして、ただ書物を見るとか、習うとか思わず、物真似をするというのではなく、
すなわち、自身の心の中から見出した道理とするよう、常にその身になって、よくよく工夫しなければならない。
自分が敵になり替わって考えよ。
世の中を見ると、盗みなどをして家の中に立てこもったような者でも、敵は強いもののように思いこむものである。
しかし、敵の身になって考えてみれば、世の中の人をみな相手として、逃げ込んでどうしようもない気持ちである。
立てこもつたものはキジであり、討ち果たしにくる人はタカである。よくよく工夫すべきである。
合戦にしても、敵といえば強いものと思い込んで、慎重になるものである。
しかし、自分は常に有能な軍勢を率い、兵法の道理をよく知って、勝ち方をよく承知していれば、心配することはない。
誰でも初めて取りかかるときは、太刀は重くて振り回しにくく、弓も引きにくく、長刀も振りにくいものである。
いずれもその道具に慣れてくれば、弓も力強くなり、太刀も振り慣れればその力がついて、振りやすくなるものである。
一対一の戦いにおいても敵の流派を見分け、相手の強弱や性格を見分け、敵の気持ちと違うことをしかけ、
敵の戦意や調子の高低を知り、その間の拍子をよく知って、先手をかけることが肝要である。
それぞれの景気(状況)というものは、自分の智力が強ければ必ず見えるものである。
この底を抜く(戦意を喪失させる)ということは、太刀によっても抜き、また体でも抜き、また心によっても抜くことがある。
心底から崩れた敵には、警戒心を残すに及ばない。そうでないときには警戒心が残る。警戒心が残るようでは、敵は崩れにくいものである。
自信がなくなった時に見る名言10選
道においては死をいとわず思う。
体の大きい者も小さい者も、心をまっすぐにして、自分自身の条件にとらわれないようにすることが大切である。
構えあって構えなし
世々の道を背くことなし。
心ここにあらざれば、見れども見えず、聞けども聞こえず
よろづに依估(えこ)の心なし。
(杖にたよるとも、人にたよるな)
人が世を渡るにも一生の内には、渡(川の難所)を越すということが多いことであろう。
船路にあっても、その「渡」の場所を知り、舟の規模や性能を知り、日の善し悪し(吉凶)をよく知って、
友舟(ともぶね)は出さなくてもその時々の状況に応じて、あるいは横風を利用し、あるいは追い風を受け、
もし風が変わっても二、三里であれば櫓(ろ)や櫂(かい)を漕いで港に着くつもりで、舟を乗りこなして「渡」を越すのである。
その旨趣を理解して、人の世を渡るにも、全力をあげて困難を乗り越えようという意志が必要である。
私宅において望む心なし。
初心わするるべからず。
敵に技をしかけるのに、一度で用をなさないときは、もう一度急(せ)きかけても効果がなければ、
まったく違ったことを不意にしかけ、それでも上手くいかないときには、またもっと違ったことをしかけるべきである。
焦っている時に見る名言13選
平常の身体のこなし方を戦いのときの身のこなし方とし、戦いのときの身のこなし方を平常と同じ身のこなし方とすること。
戦いの姿勢は、平常の姿勢を兵法の姿勢とし、兵法の姿勢を平常の姿勢とすることが肝要である。よくよく吟味すべきである
敵の心の動揺が収まらないうちに、こちらが有利なように先手をかけて勝つことが肝要である。
敵に先手をとられたときと、自分から先手をとって敵にしかけたときとでは、倍も違うものである。
敵の手の内を知れば、格段に有利になり勝利が得やすくなるものである。
自分の方から、虚心になって、早く強くしかけて勝つ利を得るのである。
総じて太刀にしても、手にしても「いつく」という事を嫌う。「いつく」は死ぬ手であり、「いつかざる」は生きる手である。
敵と戦うとき、兵法の技や戦法によって表面上は勝ったように見えても、敵の戦意まで絶えさせなかったため、
表面的には負けても、心の底までは負けていないことがある。
そのような場合は、自分が急に気持ちを替えて、敵の闘争心を絶やし、敵が心底負けた気持ちになるところを見届けることが大事である。
身に楽しみをたくまず。
近頃の人は、怒らぬことをもって知識人であるとしたり、人格の奥行きと見せかけたりしているが、
そんな老成ぶった振る舞いを若い奴らが真似するに至っては言語道断じゃ。若い者は、怒らにゃいかん。もっと怒れ、もっと怒れ。
邪(よこしま)でないことを願うこと。
兵法の鍛錬に励むこと。
さまざまな職能の道を知ること。
仕事がうまくいかない時に見る名言14選
観・見ふたつの目の付け方があり、観の目(大局を見る目)を強く、見の目(細部を見る目)を弱くして、
遠い所をしっかり見極め、近い所を大局的にとらえることが、兵法では最も大切なことである。
「崩れ」ということはなにごとにもあるものである。その家が崩れる、身が崩れる、
敵が崩れるというのも、時機にあたり、拍子違いになって崩れるのである。
これらは武士の道ではない。武士の道ではないけれども、これらの道を広く知れば、それぞれに納得するものがある
いつでも役に立つように稽古し、いかなる事態にも役に立つように教えること、これが兵法の実の道なのである
武器の用法を習得せず、それぞれの武器の利点をも知らないというのは、武士としては少々嗜みの浅いことではないか
だいたい武士の考えていることを推測すると、武士はただ死を覚悟すること、という程度に考えているようだ。
われ事において後悔せず
心は空なり。
勝負とは、敵を先手、先手と打ち負かしていくことであり、構えるということは、敵の先手を待つ心にほかならない。
「構える」などという後手は邪道なのである。
あれになろう、これになろうと焦るより、富士のように黙って、自分を動かないものに作り上げろ。
世間に媚びずに世間から仰がれるようになれば、自然と自分の値うちは世の人がきめてくれる。
自分に与えられたこの孤独と漂泊に感謝を持ち理想を持ち誇りを持たないか。理想のない漂泊者、感謝の無い孤独。
それは乞食の生涯だ。西行法師と乞食の違いは心にそれがあるかないかの違いだ。
ものごとにはそれぞれ拍子というものがあるが、とりわけ兵法の拍子は鍛練なくしては会得できないものである。
あらゆることについて鑑識力を身につけること。
わずかな事にも注意をすること。
まとめ
今回は「宮本武蔵」の名言・名セリフ集をご紹介しました。
お気に入りの名言や心に響く名言は見る人によって変わります。
「宮本武蔵」の名言には、今回ご紹介していないものの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言を見つけてみてください。