今回は人気作品である「新世紀エヴァンゲリオン」の感動シーンの名言集とその解説を紹介していきます。有名な名言を中心に、作品を読んでみたくなるような、また読み直したくなるような名言をまとめています。みなさんが大好きな作品・キャラクターの名言シーンには、どのようなものがあるのでしょうか?
新世紀エヴァンゲリオンの感動シーンの名言集10選とその解説
次回もサービス、サービスゥ
葛城ミサト (第壱話)
この名言は、葛城ミサトがTVシリーズの次回予告で言ったセリフです。
TVシリーズ放送当時に庵野秀明監督は「エヴァは通常のTVアニメに比べるとサービス過剰な作品」とコメント。そのことから、エヴァンゲリオンのクオリティの高さの自慢を含めたセリフだと言われています。
エヴァンゲリオンのTVシリーズは放送前からスケジュール破綻してしまうことが判明していました。なので、作品のクオリティを最後まで保てないという状況を自虐気味に伝えたという意図もあるでしょう。
逃げちゃだめだ…逃げちゃだめだ…
碇シンジ (第壱話)
この名言は、碇シンジが初めてエヴァンゲリオン初号機に乗るときに言ったセリフ。
父である碇ゲンドウにエヴァンゲリオン初号機に乗る決断を迫られたとき、碇シンジは「逃げちゃだめだ…逃げちゃだめだ…」と何度も何度も繰り返して自分に言い聞かせていました。第壱話より後も、シンジが何かを決心するときには使うようになります。
また、エヴァンゲリオンの監督、庵野秀明さんがTVシリーズ制作中の心境をそのまま表したセリフとも言われています。
エヴァンゲリオンを代表するセリフの一つとして有名です。
ごめんなさい。こういうときどんな顔をすればいいかわからないの。
綾波レイ (第六話)
この名言は、綾波レイが第5使徒ラミエルとの戦いの直後に碇シンジに対して言ったセリフ。
戦いで大破したエヴァンゲリオン零号機に乗っているレイを心配したシンジは、レイが生きていると知りました。レイの生存に泣いて喜ぶシンジに対してレイは困惑し、「こういうときどんな顔をすればいいかわからないの。」と言いました。
このセリフに対するシンジの返事、「笑えばいいと思うよ。」も合わせてエヴァンゲリオンの名言です。
笑えばいいと思うよ。
碇シンジ( 第六話)
この名言は、碇シンジが第5使徒ラミエルとの戦いの直後に綾波レイに対して言ったセリフ。
エヴァンゲリオン零号機が大破し、中にいる綾波レイを心配したシンジがエントリープラグを回収します。そのときに、綾波レイが生きていたことを知ったシンジが泣きながら喜んだことに綾波レイは困惑。「こういうときどんな顔をすればいいかわからないの。」と言った綾波レイに対してシンジが「笑えばいいと思うよ」と言いました。
作中では笑顔を見せてなかった綾波レイが、始めて笑顔を見せたこのシーンは感動すること間違いなしです。
あんたバカァ?
惣流/式波・アスカ・ラングレー (第八話)
この名言は、惣流/式波・アスカ・ラングレーが碇シンジに対していつも言っているセリフ。
「あんたバカァ?」の初登場は、惣流/式波・アスカ・ラングレーの初登場でもある第八話です。その後は何かがあるたびに「あんたバカァ?」と言われる碇シンジですが、その言葉にはシンジへの親しみも込められています。
惣流/式波・アスカ・ラングレーといえば「あんたバカァ?」といわれるほど、アスカの名ゼリフとなっています。
大人のキスよ。帰ってきたら続きをしましょ
葛城ミサト (劇場版 Air/まごころを、君に)
この名言は、葛城ミサトが戦いに行く前の碇シンジに言ったセリフ。
撃たれて身動きのとれないミサトは、戦いに行く決心のつかないシンジに""大人のキス""をします。このキスは単なるキスではなく、シンジに子どもを卒業して大人になってほしいというミサトの思いの込もったキスです。
この時のミサトは今にも死にそうな状態で、""続き""なんてできないことはわかっていました。それでもミサトは最後の力を振り絞って、自分の形見としてペンダントを渡し、シンジに叱咤激励を込めて突き飛ばしたのでした。
気持ち悪い。
惣流/式波・アスカ・ラングレー( 劇場版 Air/まごころを、君に)
この名言は、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』のラストシーンに惣流・アスカ・ラングレーが碇シンジに言ったセリフ。
人類補完計画が実行され、人類がLCLに取り込まれましたが、シンジとアスカのみが人間の姿で残っていました。一度は""他人を受け入れる""と決心をしたシンジでしたが、自分とアスカの2人のみが残った世界に絶望。アスカに馬乗りをして、首を絞めるシンジに対して、アスカが「気持ち悪い」と言ってこの映画は幕を閉じます。
エヴァンゲリオンの不可解なシーンと言われればこのシーンといわれるほど、衝撃的なシーンです。
綾波を…返せ!
碇シンジ (新劇場版 破)
この名言は、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』のラストの第10使徒との戦いで碇シンジが叫んだセリフ。
第10使徒ゼルエルとの戦いで、綾波レイとエヴァンゲリオン弐号機が使徒に取り込まれてしまいます。使徒からの攻撃を受け、戦闘不能になったかと思われたシンジが「綾波を返せ」と叫んで戦いました。エヴァンゲリオン初号機の暴走によって、第10使徒を倒し、この作品は幕を閉じます。
また、人間の域を超えた時のシンジの目が赤くなってるのも魅力的なシーンです。
私が死んでも代わりはいるもの。
綾波レイ( 新劇場版 破)
第5使徒ラミエルを倒すために発令された「ヤシマ作戦」の直前に綾波レイが言ったセリフです。
第5使徒は強力なバリア持っているだけでなく、山を1つ吹き飛ばすほどの威力の攻撃が可能です。そのため、1発で倒すことができなければ、敵の強力な攻撃を受けてしまいます。
作戦が始める前に、「なぜ怖い思いをしてまで、エヴァに乗るのか」 と聞くシンジに対して綾波レイは、「それが絆だから。私には他に何も無いから。」と答えます。そして、作戦の直前に綾波は「私が死んでも代わりはいるもの。」と言いました。
このセリフには、自分自身の感情を言葉に発することの少なかった綾波レイの責任感の強さが現れています。
話は聞いた。良くやったな、シンジ
碇ゲンドウ (新劇場版 破)
この名言は、碇シンジの実の父である碇ゲンドウがシンジに対してめずらしく褒めたセリフ。
シンジ・アスカ・レイは3人で協力して第10使徒サハクィエルを倒す。その後、葛城ミサトは碇ゲンドウと通信をします。その時に碇ゲンドウは「ところで初号機のパイロットはいるか」とシンジを呼び、「話は聞いた。良くやったな、シンジ」と言いました。
ゲンドウに褒められることなどめったに無かったシンジは、「さっき父さんの言葉を聞いて褒められることが嬉しいって初めて分かったような気がする」と話していました。
まとめ
今回は「新世紀エヴァンゲリオン」の感動シーンの名言集とその解説をご紹介しました。
お気に入りの名言や名セリフは見る人によって変わります。
「新世紀エヴァンゲリオン」には、今回ご紹介していないセリフの中にも、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言・名セリフを見つけてみてください。