今回は人気キャラクターである「藍染惣右介」の感動シーンの名言集とその解説を紹介していきます。有名な名言を中心に、作品を読んでみたくなるような、また読み直したくなるような名言をまとめています。みなさんが大好きなキャラクター「藍染惣右介」の名言シーンには、どのようなものがあるのでしょうか?
藍染惣右介の感動シーンの名言集10選とその解説
我々が岩壁の花を美しく思うのは 我々が岩壁に足を止めてしまうからだ
怖れ無きその花のように 空へと踏み出せずにいるからだ
藍染惣右介(12巻)
この名言は、尸魂界編の12巻で愛染の巻頭のセリフです。
愛染の目的である、人間界と尸魂界と虚圏の全てをまとめてバランスを取っているとされる霊王のポジションに自分が代わりにつくというものはまさに他の人からは想像できないようなものでした。
だからこそ、この名言の「我々」というのは自分以外の死神を表し、岩壁に足を止めており、「花」というのはただその存在に感謝されている霊王を表すのではないでしょうか。
そして愛染は「我々」とは違い「花」である霊王を奪いに行くことを表すセリフです。
憧れは理解から最も遠い感情だよ
藍染惣右介(20巻)
この名言は、愛染の副隊長である雛森に対して、愛染が言ったセリフ。
愛染に強い憧れを抱き、副隊長として愛染の下で働けることをとても喜んでいた雛森に対し、刀を突きさすという形で愛染がその気持ちを裏切るというシーンです。
愛染にとって自分の計画の成功が全てであり、成功に必要ないもの全てはいらないものだと判断しているからこそ、雛森が自分に抱く憧れという感情は最も必要のないものの一つであり、そんな雛森だからこそ利用しやすいと言った愛染らしい冷徹なシーンです。
あまり強い言葉を遣うなよ、弱く見えるぞ
藍染惣右介(20巻)
この名言は、日番谷が愛染に対して「殺す」と言った直後に愛染が言ったセリフ。
日番谷は愛染の部下であった雛森が愛染に殺されてしまったと思い、激怒し、愛染に対し攻撃するシーンです。
激怒した日番谷は卍解をし、全力で愛染を倒そうとするものの、圧倒的な実力差で瞬殺し格の違いを見せるのでした。
日番谷も愛染と同じ隊長であり、実力者であると知っていたからこそ、愛染の異常さ・強大さがわかる恐ろしいシーン・名言です。
私が天に立つ
藍染惣右介(20巻)
この名言は、尸魂界編で同じ隊長の一人である浮竹に言ったセリフ。
愛染の目的は人間界と尸魂界と虚圏の全てをまとめてバランスを取っているとされる霊王の存在を疑い、そのポジションに自分が代わりにつくというものでした。
愛染のやろうとしていることを聞いた浮竹はあまりの野望の大きさに言葉を発することができなくなります。
人間界と尸魂界と虚圏の全てをまとめ上げる存在、まさに自分が天に立つということを目指しているからこそのセリフです。
最初から何処にも居はしない
藍染惣右介(20巻)
この名言は、尸魂界編で愛染が阿散井に言ったセリフ。
このセリフを言うまで、愛染は部下思いで優しい隊長だと多くの人が思っていました。
ただそんな愛染の姿は鏡花水月の能力を使った幻であり、優しい存在の愛染惣右介など最初からこの世界のどこにもいないという意味を込めたセリフです。
最初から常に計画の成功だけを考えていた愛染にとって、優しい存在だと信じ続けていた人を裏切るのは容易く、多くの人の心を折るには十分すぎるセリフです。
本当に恐ろしいのは 目に見えぬ裏切りですよ
藍染惣右介(37巻)
この名言は、アランカル編で平子に対して愛染が言ったセリフ。
平子が隊長で愛染が副隊長だった時、愛染は裏である計画を進めており、その計画の影響で何人かの人が虚化し消失してしまうことがありました。
平子は消失事件を探るものの、犯人を見つけることができずにおり、そんな中平子もついに虚化してしまいます。
虚化した平子のもとに愛染が現れ、自分がこの事件の犯人であることを告げるシーンです。
副隊長というポジションにつきながら、秘密裏に計画を進めることのできる愛染の能力の高さを象徴できる名言です。
一体いつから────鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?
藍染惣右介(45巻)
この名言は、アランカル編で平子・日番谷・京楽に愛染が言ったセリフ。
平子たちの連携攻撃を重ねることで、余裕な表情をする愛染に対し少しずつ追い詰めることができ、やっとの思いで愛染に大きなダメージを食らわせることができたと思った瞬間のシーンです。
ダメージを与えていたのは幻であり、既に全員が愛染の能力である鏡花水月に掛かっているのでした。
どんなタイミングでも幻を発動できることを知った、平子たちは絶望し愛染に対して何もできないまま倒されてしまい、愛染の強さを実感するシーンです。
人は皆、猿のまがいもの
神は皆、人のまがいもの
藍染惣右介(48巻)
この名言は、アランカル編で愛染が言ったセリフ。
このセリフは神という存在は弱い人間が作り出したまがいものにすぎず、弱いからこそ、存在しない神というものにすがっているのだと思わせるシーンです。
自分のことを最強だと信じ、誰にも負けることは絶対に無いと確信しているからこそ、神という存在はおらず、全て自分の力で切り開くと考えている愛染らしいセリフ。
今まで多くの隊長に勝ち、計画通りに進めることができた愛染だからこそ説得力のあるセリフです。
ようこそ私の尸魂界へ
藍染惣右介(74巻/682話)
この名言は、千年血戦編で愛染がユーハバッハに言ったセリフ。
愛染は一護との戦いで負け、地下深くに捕らえられていました。
ユーハバッハは、そんな愛染のもとに訪れ、仲間にしようとします。
ただアランカル編で不死となった愛染にとって、その気になればいつでも尸魂界を自分のものにできると確信しているからこそのセリフです。
崩玉の力を取り込んでいる愛染にとってみれば、尸魂界を自分のものにすることはそれほど難しくないことなのでしょう。
人はその歩みに特別な名前をつけるのだ
藍染惣右介(74巻/686話)
この名言は、千年血戦編で愛染がユーハバッハに言ったセリフ。
ユーハバッハの目指す世界は争いなどが起きず、恐怖の無い世界でした。
しかし愛染にとって恐怖とは必要のないものではなく、恐怖があるからこそ、人間は成長し強くなるために大切なもので、恐怖が無い世界で人はただ退化するだけで意味がないと言います。
このことから愛染とユーハバッハの目指す世界に大きく違いがあるからこそ、ユーハバッハの誘いにも乗らなかったのです。
まとめ
今回は「藍染惣右介」の感動シーンの名言集とその解説をご紹介しました。
お気に入りの名言や名セリフは見る人によって変わります。
今回ご紹介していない「藍染惣右介」のセリフの中には、まだまだ名言と呼ばれるものが数多く存在するでしょう。
ぜひ自分のお気に入りの名言・名セリフを見つけてみてください。